飾る場所もないけれど、
いよいよ額装しようと出してきた、リトグラフ
2012年に、ヴィクトリア&アルバート博物館が
1930年代の“High Street”という本を復刊したとき、
Eric Raviliousの挿絵のリトグラフも復刻して出した
そのうちの一枚
ラヴィリオスは、イギリスのあちこちの美術館に作品が収蔵されているので
それで知って、とても好きになった画家だった
画集を集め、デザインした食器などの資料を集め、
この本も、このリトグラフも、迷わず手に入れた
その後、ラヴィリオスのお孫さん家族と仕事で出会い、仲よくなるなんて
学生だったあの頃は、もちろん、想像もしなかった
行く道はそれなりに長く、
こういう信じられないことも起こりうる
どう進んでいけばいいのか、
ただ、途方に暮れる日もある
何を書くこともできず、呆然と過ごす日もある
わたしは本当に、今日も、明日を待たなくてはいけないのか
そうも思うけれど
それでも、続く道は今のところそれなりに長く
明日も、大なり小なり、なにかが起こるのだ
スーパーで買った、ちょっと下を向いていた水仙は
夜になった今、すっかり元気
ビューローに飾っているから、書き物をしていると
むせるような香りが漂ってくる
ちょっと強すぎなんじゃない、とも思うけれど
愛おしくも、思う
きのうのことを思いだしながら
二日分の日記を書いて、ベッドに入る
そういえばきょうは、珍しくほとんど仕事をしなかったな
おやすみ、わたしの小さな日常、
目が覚めたら、二月だ