空の色と、雲の凹凸に 夏を、感じるきょうの京都は 35度を超えていたらしいはやく冬にならないかな、と 梅雨が明けて早々、気持ちが閉じている 夏は、苦手だ 長い長いTO DOリストに 端からチェックをつける、二日間心ない言葉に、心を削られることが あいか…

カップのなかの水色 はるか昔の映写機で使われていたスライドの、青ジュエリーボックスの、ガラスの蓋に 街路樹の緑と青空が映りこむ120年前から今まで 時間が、ものを通して、ゆるやかに繋がる 自分のちいさな店の、些細な瞬間を 美しいと、思う きょうは、…

臨時営業で忙しかった先週と 出張の準備で忙しい、今週月曜だけは絶対に何もしませんと、 家族に高らかに宣言し 起こされることもなく、眠れるだけ眠った 普段は、月曜はあれこれでバタバタするけれど 全部の仕事を放棄して、読書昨夜見つけて、これは読みた…

ばさりと落ちた、花びらを 呆然と拾い上げるこうなっても、美しい 小さな硝子のボウルに入れ、デスクに きょうのこの街は とにかく、おそろしく寒かった 青空がやってきたかと思えば雪、を繰り返し 日のあたらない道路の南側に積もった雪は、 朝から晩まで、…

わたしの心配を、よそに つぎつぎに開いた、豆の花の蕾を そっと、撫でる大きな窓を開け放して、冷たい空気を思い切り入れ 身体の芯を、ぎゅうっと伸ばす火曜も水曜も、仕事をしているけれど やっぱり、わたしの一週間のはじまりは 木曜の13時だ 幸福感、と…

朝8時 あたたかな、白いアラン・ニットに すべり止めのついているスノーブーツで 雪の積もった散歩道へ、でかけていく木々も、空も、道も それを映す、池も 白のグラデーション 枝葉から、ときどき塊で、ときどき粉のように、 昨夜の雪が落ちてくる 髪の毛に…

よく働いた12日間の、果て 深夜に、姪のレッグウォーマーを仕上げる無事、4時には編み上がり、 ほっとしながら、糸の始末をして水に通し、干す 自己満足だけれど、やっぱり、 姪っ子の、最初のクリスマスだからね粗だらけのレッグウォーマー 愛だけは、めい…

仕事に埋もれるわたしのもとに 届いた、大きな箱とりあえず、レジ台の奥に運んでもらったものの これでは、ほかのことができない おもむろに、開梱と検品をスタート陶器は、重い 当たり前のことだけれど、 長時間になると、それが効いてくる吹っ飛ぶ時間と、…

店を開けて、二時間 荷物が、立て続けに、三つ届くバラバラの時期にオーダーをかけたはずなのに なんで、きょう全部届くのか 得てしてこういうものだと、悟りつつあるけれど あまりの偶然に、笑ってしまう とりあえず、二つを開け 端から、検品 再入荷のもの…

ソファでぱたりと眠りに落ちて 午前中、起きることなく寝続け 怒涛の数日の疲れを、癒す妹のお見舞いに出かけたあと すこし、仕事 休日はなるべく、仕事をしないようにしているけれど まあ、どうしようもないということもある まだ、ちょっと きのうまでの感…

ぼんやりと、考えごとをしながら 川沿いの遊歩道で、夕日を浴びる ひたむきさ、というのは きっと本来、日常生活から離れたものではなくて でも、それを美しいかたちで、炎のように燃やすのは やっぱり、とても難しいだから、たとえば歌とか、スポーツとか、…

もう随分前に、クロアチアで買ったピアスを いまでもお守りのように、大切に使っている ドゥブロヴニクのあるダルマチア地方の、モチーフ クロアチアへ行ったのは 留学することを決めて、フルタイムでの仕事を終えたとき ザグレブから、シベニク、トロギール…

昨夜、完全に電池切れ状態で眠ったからか 早朝にスッキリと目が覚めたラップトップを持って、近くのスタバへ たまっていた仕事を、端から片づけるその後、大学へ行き、フィンランドの資料を探す あまりに変わらない行動パターンに、苦笑 いつも、ロンドンで…

開店の五分前 アレンジメントのお花から、元気なものを デスクに移動させる先月末から、お花をいただく機会が多くて それだけで、ほんとうに癒された なんの心得もないけれど、やっぱり花を飾るのは好きだなたとえば洋服も、身の回りのものも、こういう小さ…

結局、ほとんど眠れないまま 早くから、大阪へ頭がぼやけているせいか たかだか一時間ちょっとの道程なのに ものすごく遠くへ行く気分 用事が終わると同時に、力尽き 第一ビルのマヅラで、コーヒー最近は、こうして何かないと、 なかなか大阪まで出なくなっ…

雨の夏至 荷物を受け取り 床にぺたりと座って、ひとつひとつ検品 革の匂いと、水の音が 隔絶された部屋に、流れる箱に入っていたポストカードには 手書きのメッセージ 最後に、よい夏を、とあって ああ、スウェーデンのひとだなと、ほほえんだ 仕事の合間 近…

これまであまり行っていなかったカフェで 近ごろは、よく、作業をするようになったカフェオレが安いし、インターネットも使える そして、店員さんとの距離が遠いのが、いい 忙しくなるはずだった、今月 打ち合わせさえままならない状態が、続いている わたし…

植え込みに咲く花を、振り返る クリスマスローズだ最近よく作業をしているカフェへ コーヒーとドーナツを持ち、階段を上る 座るやいなや、ラップトップを開けて、計算 ここは、インターネットが使えるのでいい静かな店内 たまたま隣に座った、若い男の人が …

朝から工事の爆音で起こされ 小さな肉体労働、小さな考えごとが 積もり積もった一日気がついたら、もう、夜 洗濯も、書類や領収書の整理も、 届いたワイン箱に本を並べることもできていないぞ、と焦りつつ 疲れにまかせて、ソファに転がり 今度は眠ってしま…

いつも近くに置いている、スピーカーは もっとも大事にしているものの、ひとつ詳しいわけでも、こだわりがあるわけでもない けれど、ないと生きていけない わたしにとって、音楽とコーヒーは、似ている 出かける準備をしながら ニューリリースの曲を、ランダ…

カフェで作業をしながら、頭を抱え 大きな本屋に出かけていって、また頭を抱える土曜片隅のクリスマスツリーと 小さく流れるクリスマスソング それから美味しいコーヒーで、ほっと、ひと息 ずっと勉強をつづけてきても まだまだ、足りないところが沢山ある …

いよいよ恒例になってきた 季節のプレイリスト Sarah Jaffe - Clementine Gregory Alan Isakov - Amsterdam Billie Marten - Milk & Honey Kaleo - Vor í Vaglaskógi Pascal Pinon - Orange The Tallest Man On Earth - Rivers Elsa & Emilie - Au Volant Be…

やり場のない気持ちを持て余していた、深夜 Moddiの新しいアルバムが出ていることに、気がつくさっそくかけてみて、すぐに、歌詞に違和感を覚えた けれど、そのまま動くこともできず 時折、涙をこらえながら、数曲をそのまま聴いた “WHAT MAKES A SONG BANNE…

夏のプレイリスト High Highs - Open Season Maria Andersson - End of Conversation Loney Dear - Summers The Invisible - So Well Jason Mraz & Colbie Caillat -Lucky Kristofer Åström - All Lovers Hell Sóley - Pretty Face Moses Hightower - Snefil…

7月最後の夜は 妹夫婦と、お祭りへ 今年2度目だけれど 夜は、また、雰囲気が違う 幻想の世界雨で増水した川のなかで、冷たいと悲鳴を上げ 誰かが課金したポケスポットでポケモンを乱獲し 屋台の並ぶ参道を歩いていって、チョコバナナを食べた 俗世ど真ん中な…

時差ボケの重い身体を引き摺り 京都駅前へ、必要なものを買いに出かける 土曜日、しかもセール期間というのも手伝って 地下街はかなりの人出 すぐに疲れてしまって、スタバでカフェラテを買い ガラス越しに、行き交う女の子達をぼうっと眺める 彼女達のファ…

今回のベルリン訪問 とにかくあちこちをフラフラと歩きながら わたしにしては珍しいくらい、沢山の店を巡ったそれで、実際買い物をしたかというと 本以外のものはほとんど買わなかったのだけれど 気に入った場所がいくつかできたのは、嬉しかった ベルリンは…

太陽の光が、揺れる となり町の湖のほとり青く透き通る空と、水 かもめの声が、近づいて、また遠ざかっていく木の下で、Graham Robbの本を読んでいた友だちが 18世紀のフランスの話をしてくれる やさしい瞳、やさしい声美しい、というのは、それだけですばら…

昼下がり ぷつりと、気持ちが切れてしまって 森へ散歩にでかける 気温はそれほど上がっていないのに 森も、もう冬の顔ではなくなっていた 最近は足もとが悪くて、奥までは来れていなかったので ちょっと、面食らう厚く積もった雪から場所を取り戻した苔と あ…

卒業制作の提出まで、二週間を切って 絶えず、ちりちりと身体の端が燃えているような感じついに、友だちと、溜息だけで会話ができるようになった 溜息にもバリエーションがあるのだABBAの曲を、ミュージカル調の高音で歌うのが流行っている、 狂気の洋裁組 …