開店の五分前
アレンジメントのお花から、元気なものを
デスクに移動させる

先月末から、お花をいただく機会が多くて
それだけで、ほんとうに癒された
なんの心得もないけれど、やっぱり花を飾るのは好きだな

たとえば洋服も、身の回りのものも、こういう小さなことも
年々、自由になっていて
年齢を重ねるというのはよいことだなと、思う



きょうは、閉店間際に
すてきなお客さまが、いらして
しばらくお話したところで雨が降りだしたのをいいことに、
ついつい、引きとめてしまった

何を話していても、おもしろくて
彼女の話を、もっと聞きたかったし
わたしの話で笑ってもらえるのも、うれしかった

それから、古本につけることにしている、昔のシガレット・カードに
目をキラキラさせてくれたことも、本当にうれしかったな

お店なので、長話はできないことも多いけれど
こういう時間は、やっぱり、大事にしたい




雨が降り止まないので
たまたまメンテナンスに来てくれた、家具職人さんに
帰りは、送ってもらった
その車中、唐突に流れてきたスウェーデン語に驚く
Bo Kaspers Orkesterだった

もう、10年以上も
何語だろうと思いながら聴いていたと言うので、笑ってしまった
これは、“ベッドで過ごす日曜日”という曲です、と教えながら
この曲はタイトルを知らなくてもそんな感じに聴こえるだろうな、と
なんだかまた、可笑しかった


愉しい出会いと、愉しい偶然
よく笑って、雨に感謝した、夜だった