カフェで作業をしながら、頭を抱え
大きな本屋に出かけていって、また頭を抱える土曜

片隅のクリスマスツリーと
小さく流れるクリスマスソング
それから美味しいコーヒーで、ほっと、ひと息



ずっと勉強をつづけてきても
まだまだ、足りないところが沢山ある
だから、もっとがんばらなくては、と思うのに
そのほかの雑多な迷いや、考えなくてはいけないことが、
あまりに多すぎて、目が回る

わたしはわたしの一部しか、信じていない
それは、それなりにまっとうな感覚なのかもしれないけれど
ときどき、苦しくはなる


まずは、手の届くことから、
ひとつひとつ、ちいさくやっていこう、と
数時間の逡巡ののち、何十回目かの決意




すっかり大きくなった、Spotifyのライブラリ
そういえば、最初に保存した曲はなんだろう、と見てみたら
Emilíana Torriniだった

たとえばErlend Øyeより、Sin Fangより、BOYより
まずこの曲を探して、入れたのか、と
そのときの自分を、思う


"I've travelled 'round
Through deserts on my horse
But jokes aside
I wanna come back home
You know that night
I said I had to go
You said you'd meet me
On the sunny road"


もうずっと、それも年じゅう、この曲は聴いているけれど
こうしてあらためて書きだすと
かろやかで美しい、詩のような歌詞だ

あまりこの曲を、特別なものと意識したことはなかった
でも、もし今、ライブラリが空っぽになったとしたら、
やっぱりわたしは、最初にこれを探すのかもしれないな、と
なぜかちょっと感傷的になって、思った