店をはじめてきょうで6年
なぜか記念日が29日だと思い込んでいたところに、
大きなお花のアレンジメントが届く

えっ、きょうだっけ!?と慌てて調べると
たしかに2017年の7月28日オープンだった
彼のほうがわたしよりもちゃんと把握していて、
感心するやら可笑しいやら


6年、と口にすると
とても長くも感じるけれど
実際のところ、半分以上はコロナ禍で、
今になっても逆風ばかりの世界情勢
ただひたすらに、もがきながら進んできたから
なんだか一瞬の出来事だったような気もする

それが良いことなのかどうかは別として
これまでの人生をすべてかけて、この仕事をやってきた
ひとことで言うと、そういう6年

わたしは、自分の店を、自分で生んできた仕事を
ずっと手を抜かず、真剣にやってきたことを
そうしてたくさんの人との関係が生まれたことを
とてもとても大切に、誇りに思っているよ
それは、きっと良いこと


メッセージカードには
今年も、またこれまでとは違う文言が書いてあった
よくバリエーションを失わないなと
これはこれで本当に感心してしまう

「ひとりで仕事してると誰も褒めてくれないから」と
毎年、わたしの努力や成果を認めて言葉にしてくれる
そして、お客さんにも周年を知ってもらえるからと
華やかなお花を毎年贈ってくれる
仕事柄もあるけれど、彼はそういう人なのだった

きみはやろうと思えば自分でなんでもできるでしょ、と
いつも彼は言うのだけど
“なんでもできる人”と言ってくれることも含めて、
彼の言葉が、わたしを支えていることを
きっとわかっていないんじゃないかしら、ねえ

 

横浜から帰ってきてから
仕事もプライベートも、怒涛のような忙しさ
ほぼ毎日朝方まで、なにかしらやることがあったので、
この日記を書くこともできなかった

とりあえず、午前に予定が二本立て、
プラス午後から仕事という明日が峠
日曜日には、すこし自由な時間が作れるんじゃないだろうか
読んだり編んだりして過ごせたらいいんだけど


そうこうしているうちに、出張が迫ってきて
今度はお盆営業をしながら、準備に追われることになる

6年が経って、効率は随分上がっているものの
それだけで劇的に増えた仕事量を吸収できるはずもなく
わたしは、このままずっと、
自分が3人欲しい、とか思いながら暮らすのかもしれない


とはいえ、もうすこしは
ゆとりを持って仕事がしたいな
7年目の目標はそれかも

振り返って、立ち止まって、こまやかに考えて
そうして、もっといい店にしていければいい
なんとかかんとか、継続して、
きちんとした経営ができている今だから
ふんわりと希望を持って、この先を歩いていこうと思うのだ