“From all sides they come, 
an incessant shower of innumerable atoms composing in their sum
what we might venture to call life itself.”

日本語に訳して紹介することもある、
ヴァージニア・ウルフの言葉
やっぱり英語のままが、いちばん美しく、真に迫る


すさまじい忙しさだった、今年の秋
なんとなく、自分に及第点をあげられるような気がしている
もちろん、もろもろをやり切ったということもあるけれど、
それ以上に、とりあえずは心を麻痺させることなく生活したからだ

耐える、というのは
感覚を鈍くすることと同じではない
とは思うのだけど、言うは易し、
すぐに末端の繊細さはどこかへ行ってしまう

どういう風にしたいのか、どういう風にはしたくないのか
時間がない中で、何度も立ち止まった
わたしにしては、自分をまあまあ上手く乗りこなして何かを生めたので、
ちょっと自信になったかもしれない

いつまでも振り返っているわけにもいかないんだけどね
引き続き忙しい冬も、なにも放り出さずに、
小さな灯りをそっと、雨風から守るようなことができればいいな

 

 

Spotifyが教えてくれた、
わたしが2022年、いちばん再生した曲

今年はめずらしく、
絶対にこれだろうな、というくらい聴いた曲がなくて
それでもやっぱり、アイスランド勢は強かった
これはもう、傾向というか単純な好みで、
11年前にはじめてレイキャヴィークを訪れて以来、ずっとそう


それほど詳しいわけでもないけれど、
やっぱり、ないと生きていけない
わたしにとってのそういうものは、
コーヒーと音楽が双璧だ

風景や時間に紐づいた、香りや音は
ひとつひとつが膨大な記憶を内包した泡のようで、
なにかの拍子に、頭のなかでぷつりと弾ける

そういう瞬間が、わたしを生かしているのかも、と
ときどき、思ったりする