大きな仕事が終わり、翌日は休んだものの
容赦なく、忙しい日々が戻ってきた

行方不明になってしまっていた荷物が届いて
やっと、ちょっと安心
白蝶貝の、いつの時代も変わらず愛されてきた美しさが、
慌ただしい今週のささくれを癒してくれる


明るい色の、ゆるい気持ちで着られるものが欲しくて
うすい水色のスウェットを買い足した、今週
店に立つにはカジュアルすぎるかもしれないけれど、
まあまあ、それでもいいじゃない

今年も駆け抜けるしかない師走は
明るく、ゆるくありたいよ

 

こういうときだけれど、サッカーが好きなわたくし
ワールドカップはなんだかんだちゃっかり観戦し、
今朝はひとりで(ちょっと母と)えらい騒ぎだった

代表では堂安選手をもうずっと推しているので、
一点目も二点目のときも、ここで前を向くのが堂安なのよ、と
さんざん、わかったような口を叩いた
いや、本当に彼の、
チャレンジする強気なプレーが好きなんだよなあ

次にモドリッチがいるクロアチアと当たるのは、正直うれしい
もう、これが最後かもしれないもの
日本の応援なのに、10年前に買ったモドリッチのユニフォームを着るべきか、
当日まで悩んで、テレビの前で楽しく観ようと思います

 

4年前のワールドカップの頃
わたしはどうしていたんだっけ、とツイッターのログを見てみたら
初出場だったアイスランドの応援に興奮し、初勝ち点に喜び
やっぱりモドリッチのユニフォームを出してきてウキウキし
ベルギーに日本が敗れたときには、もらい泣きをしながら
後半の45分間めいっぱい夢を見たらお腹がすいたと言って、朝ごはんを食べていた
人間はそうそう変わらない

だけど、4年前
ワールドカップの開催国は、ロシアだった
わたし達は当然みな、感染症で外に出られない日が来るなんて想像もせず、
当時、店を始めてまる1年だったわたしももちろん、
仕入れや出張が大きく変わることなど、考えもしなかった
4年あれば、これだけのことが変わってしまうのだ

まあでも逆に言うと、4年あれば、
多くのことを変えられるということでもある
人間はそうそう変わらないとは言いながら、
たとえばわたし自身も、店も、4年分の経験をたしかに積んで
あの頃とは比較にならないくらいに強靭になっている
けして、いいことばかりではない、うまくいくことばかりではないけれど
日々をきちんと積んでいけば、変えられるものがあると思いたい


それにしても、4年前にはこの憂いが、
ないとは言わずとも、すくなくとも顕在化はしていなかったことを考えると
なんとまあ、とは思いますね
いやいや

4年後のことは、まだ考えたくないけれど
祈るような気持ちにはなってしまう
どうか世界が進む方向が、すこしでも優しいものであれ、と