新しいナイトシャツが届いた
愛用のものが、だいぶよれてきているので、
似た形で好きな柄が出てくれて、うれしい

ずいぶん前に展示会で出会った、このナイトウェアのメーカー
衣料品は、サイズ展開がとにかく難しいので、
店で扱うことはできなかったのだけれど
ずっと、わたし個人の生活を支えてくれている


ロンドンのこのメーカーも、日本への送料は
この一年ほどで以前の倍以上になった
だから今回は、仕事の荷物と一緒にして送ったのだけれど、
それこそ仕事でかかる輸送費の高さは大問題なので、ぜんぜん解決はしていない

これ、本当に元に戻る日が来るのかしら
考えても仕方がないことだけれど、ねえ

 

9月頭に予定している出張の、行きの飛行機が
あっさりとキャンセルになり、バタバタした週末
こんなこともあるかとは覚悟はしていたものの、
しっかりとプチ災難はやってくるものだ

あららあ、と、思わず口にして、
ほんと、これ以外に言葉がないよなあ、と可笑しくなる
赤いcancelledの文字に感じる絶望よ

結局、予定していた日の周辺には振り替えられる席がひとつもなく、
ひとまず5日も早い便を押さえることに
これでダメなら、もう出張自体を諦めるしかない

まあでも、それもこれも、自分でなんとかできる範囲は狭いわけで
心に鎧を着て、明るくやるしかないよなあ
ひとまず、防御

 

 

7月28日は、店の5周年だった
節目とはいえ、なにがあるわけでもなかったのだけれど、
彼は、例年よりさらに大きなお花を贈ってくれた

誕生日やほかの日よりも、お店の周年を大事に祝ってくれるのは
以前言っていた通り、“わたしが一番頑張っていることが店だから”?、と訊いたら
まあまあ、それはもちろんそうだよ、
それと、花はお客さんにも五周年って知ってもらえるからね、と答えてくれて納得
さすが仕事でお花を贈り慣れているだけある

華やかだけれど、涼しげなアレンジメント
この気温を生き抜いて、来週まで持ってくれますように


5年間のうち、ちょうど半分は、コロナ禍での営業
実店舗は予約制にせざるを得ず、なんとかウェブショップを始め、
降りかかってくることをとにかく必死に防いで、店を守った2年半だった

お花に添えられていた彼からのカードに、困難にめげず逆境に負けず、とあって
語呂のよさに笑ってしまったけれど
そんな日々を見守ってくれた人たちがいることに、本当に感謝している
彼や、自分のまわりの人も、もちろんそうなんだけれど
この2年半、お客さんから、数えきれないほどのメッセージをいただいた
いち雑貨店、そしていち個人に、心を寄せてもらったことを、
わたしは大袈裟でもなく、一生忘れることはないと思う

そういうお客さんたちに、
ここに来ればいつも素敵なものを見つけられる、と思ってもらえるように
これからもできる限りのことをする所存です

また、5年が経ったとき
わたしはどうしているか、正直わからないけれど、
そのときも、多くの人に愛してもらえる場所を持てているといいな