睫毛の上でゆらゆらする日差しを、いっそ楽しむ
抜けるような青空の午後

ピアスもネックレスもリングもガラスで揃え、
手持ちのなかでいちばん目に涼しい服を着て、店に立つ
商品のヴィンテージジュエリーも、ガラスの入ったものが多いので
強い光にきらめいて、いつも以上に美しい

ねえ、それにしても、
38.6℃はおかしくない?

 

ディーラーさんからの写真に、
ひさしぶりに出てきたガラスの食器
緑のプレスガラスで、タイルのようにパンジーの模様が入っている
1930年代に、アメリカの会社がイギリスへの輸出用にと
短い期間だけ製造していた、貴重なものだ

わたし自身、カップ&ソーサーとプレートを持っているけれど
今回はボウルやクリーマーなどもある
6点ある小さなボウルは自分にも欲しいな、と
詳細を聞く前から皮算用


数日前には、やっぱりなかなか手に入らない別のガラスのプレートも
ちょうど、まとまった数が出てきた
ガラスがガラスを呼ぶような季節

自分にも、なんて言ったけれど
夏の店が涼しげに華やぐのが、何よりうれしいな

 

9月のために種を蒔く
たくさんのことを考えなくてはいけないけれど、
両手にあまるほどのものを手に、どう捌こうかというときには
わたしがわたしである意味がすこしはある気がする
たぶんね

余裕がなくても、楽しみながら走りつづける
円安、インフレ、輸送費や製作費の高騰、コロナでのクローズ
逆風ばかりが吹いている今、どうしようと音を上げながら、
それでも、軽やかに

さて、明日はまた、仕事尽くしの日曜
お天気は下り坂みたいだけれど、
一日、涼やかな雨音のなかに座っていられたらいい