ワンコインの紫陽花ブーケ
葉を落としてしまうのが勿体なくて、
そのまま、ざっくりと花瓶へ

紫陽花は、花もだけれど、しっかりとした葉が好きだ
虫眼鏡を使って、葉脈の写真ばかり撮っていた頃があるくらいで
ずっと変わらず、そう


たくさんの美しいものを、パズルのように並び替える
美しいものは、いつでも美しいけれど、
美しさを際立たせるには、それなりに条件もある

ディスプレイの仕事が好きなのは、
あちこちを向いていた、きらめくものものが持つ矢印のようななにかが
なんとなく同じ方向を指したように感じられる瞬間があるからだ
まあ、気のせいかもしれないんだけれど、それでも

 

近ごろは、英語の辞書をきちんと引こうと思い直して
資料や論文を読む、朝の時間が楽しくなっている
とくにMerriam-Websterは、これまで使ったことがなかったけれど、
こまかな用例や類語との比較、歴史上の初出、
最近その単語が出てきた記事などもすぐに確認できて、面白い

英語は、とくに読み慣れている分野では、
初めましての単語はほぼなく、あったとしても文脈から意味が推測できるので
もう何年も、あまり辞書を引かずに読んでいた
だけど、本当は知らないことは無限にあって、どれだけでも掘り下げられる
怠慢だったなと、思う


平々凡々のわたしの頭では、すべてを覚えておくことはできなくても
どの言語もとにかく生涯、積み重ねるしかないのだろうなあ
長い道のり、というか、そもそも終わりがない気がする

それでも、わたしの場合はすべての基礎にあるのが語学だから
できないことに目を向ける、というのは、
苦しくても、必要だし、そして前向きなことでもある
ものは考えよう

 

今週は、すこし自由になる時間がある
暑くなるみたいだから、外を歩くとしんどそうだけど
デスクワークをしながら、ちょこちょこと休みたい

美味しいものを食べて、好きなものを読んで、
なるべく、緩やかに