気がつけば4月も後半
また、忙しい週はじめが巡ってきて、
梱包とデスクワークを行ったり来たり

いただいていたお菓子を開け、
ふわふわに癒される

日本の大学にいた頃
仙台出身の同級生が、帰省から戻るたびに、
萩の月を研究室に置いてくれていたなあ、と
何年かぶりに、思いだした


肌以上に、髪に心身の状態が出るわたし
このところは、すっかりツヤを失って
どのトリートメントを使ってもガサガサだったのだけど
ようやく、回復のきざしが見えてきた
仕事でもそれ以外のことでも
以前よりは、未来に希望が持てるようになったからだろうか

これは、正直なところ開き直った結果で、
なにかが解決したかと言うと、そうでもないんだけれど
まあまあ、それでもいいんだよ

 

もう、はるか前のことだけれど、
1ポンドが、なんと260円だったころ
ひとり、ロンドンで3日間だけ過ごしたことがある

マクドナルドでもなにも食べられず
もう、どうやって食事をやり過ごしていたのか覚えていない
安ホテルは、いま考える安ホテルよりもはるかに安ホテルで
ベッドは割れていたし、窓の鍵が閉まらなかった

地下鉄やバスの初乗りも高く、
と、いうかそもそも地下鉄は3日ずっとストライキ
道を聞けばその人にあとをつけられて怖い思いをし、
郊外へ出かけていけば道端で子どもに脅かされ
まあ、途中から円安は関係ないんだけれど、
もうイギリスには二度と来ないと心に誓ったものだ

その後、まさかロンドンの大学に入り直して
暮らすことで、あの街を愛するようになるなんて思わなかった
なにもかも想像がつかなすぎて、笑ってしまうでしょ


もう、わたしは当時のような学生ではなくて
あんなことがあっては、仕事がぜんぶ吹っ飛んでしまう
だからいまと、もちろん比べることなんてできないんだけれど
一周回っていい思い出になっているあのロンドン滞在の記憶を
つい引っ張りだしてきてしまうな

どうかどうか
これ以上状況が悪くなりませんように
明るく笑い飛ばしながら、
とにかく、そう願っている