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目が覚めるような青空と
桜をふちどる光

すこし離れた郵便局まで、歩く
仕事場のまわりは桜の木が多いから、
歩けばそれがお花見だ

もう少し、このままでと
花びらを頬で受けながら願う
風に攫われてしまいたくなる季節


仕事場に戻ると、
入り口のところで、大家さんとお隣さんが立ち話をしていた
だべってました、と言うので、
学生のころみたいな単語だなあと可笑しかった

わたしもしばらく加わって、
どこの桜がもう咲いているか、ということや
目が良すぎるトンビの話、近所の焼きたてマドレーヌ情報
いつもいつもこうして集まるわけでもないけれど、
ゆるやかなお喋りが浮かんでは消えるこのビルが好きだ

長く空いていた一部屋も、ついに新しい人が決まったらしい
店舗ではなく事務所とのことだけれど、
きっと、もっと明るくなるね

 

土曜日から、予想していたよりはるかに仕事が忙しくなり
夜中まで梱包作業などしていたけれど、
明日で、ちょっとひと段落

確定申告の前から
結局、あまりちゃんと休めていない
まだしばらくは、こういうときが続くのかしら


ああしたい、こうしたい、を並べてみる
読みたい本を積み、編みたい糸を置いておいて
それを持ってどこかへ行くことを、想像する

ゴールデンウィークが終わったら、まとまった休みを取って、
どこか遠くの街で過ごそうか