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降りしきる雨を、横目に
積み上がる仕事をひとつずつ片付け、
片付けても片付けても仕事に埋もれる火曜日

例年、この時季は、
仕入れと棚卸で、店に立たない日も隙がない
今年は、まあまあきちんと寝ることができているので、
それだけでもうまく回っていると言える


ヨーロッパのあちこちにいる友人たちから、
クリスマスの挨拶が届きだした
元気だよ、変わりないよ、と返信を書きかけ
指先だけの言葉だと気がついて、消す

“どこにいても、どんな風にでもいいから幸せでいて”と書かれた、
去年、やさしい人からもらったクリスマスカードは
きっと一生、わたしの宝物だ

トロムソ、イェーテボリコペンハーゲン、そしてロンドン
それぞれの町、そこに住む人のことを思って
彼らの幸せを願う季節

 

結構楽しみにしている、Spotifyの“今年のまとめ”
聴いている音楽を年単位で考える、というのは
不思議で、でもやはり、そのときを映しているという気がする

2021年にもっとも聴いたアーティストは、Loney Dear
次点がSin Fang、そしてBillie Marten、Kings of Convenience
めずらしいといえば、5番目にWolf Aliceが入っていたくらいで、
そのときを映していると言いながら、この数年不動のラインナップ

とくにSin Fangは、2011年にレイキャヴィークのCD屋さんで出会って以来だから、
もう10年は聴きつづけているということになる
Loney Dearもだけれど、新譜がとても好きな一枚になり
Spotifyなのだから、CDのように枚、と言うのは変だろうか)
今年の風景の一部になってくれたことが、嬉しかった

2021年、まだまとめたくはないけれど、
変わらない音に、声に、救われた一年だった

 

 

ちなみに、今年いちばん聴いた曲は、
múmのÖrvar、Sin Fang、そしてSóleyのユニット“Team Dreams”のこの曲
そうだろうねえ、と思うくらいには聴いたよ

いつかは、この日記を読み返して、この曲を聴いて
なつかしいと思う日が来るのかな