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相変わらず、日曜には
机の端にたまっているジュエリー

ひとつずつ、あるべき場所に仕舞って
椅子の背にかかっている洋服も、片づける
いつもの一週間の終わりというか、始まりというか、
とにかく、懲りない

連休明け
店のポストに、何通も、お客さんからの葉書が届いて驚いた
一通、一通、時間をかけてゆっくり読んで
大切に、家に持って帰ってきた

今回の緊急事態宣言が出てから
通販の備考欄などにメッセージを添えてくださる方も、
店頭で声をかけてくださる方も、増えたと思う

いただくものの大きさに、ただただ申し訳なくなるし
なにより、気を遣わないでもらいたいけれど
“不要不急”を自分に突きつけて仕事をしている今
ひとつひとつに、本当に、想像以上に励まされる

小さな店をとりまく状況を、
心配してくれているお客さんがいる、ということ

わたしも馴染みの店やその店主に抱いている
どうか元気でいてほしい、
そして、これからもそこにあってほしいという願いを
うちに対して、わたしに対して抱いて
わざわざ言葉にしてくれる方がいるのだな

結局、店は
今週は閉めることにした

もともと定員を絞った予約制のうえ、その予約も少ないのだけど
今週はもう、人が多い界隈にあるわけでもない、
人を集めるわけでもないこんなちっぽけな店でも、様子を見る
この状況、いったいどうなっていくのだろう

それに、わたし自身もひと呼吸入れないといけない
ずっと、感染対策なども、お店自体の経営も、そのほかの仕事も
あまりにやることが多すぎたし、考えることも多すぎた

性質上、人と会うと極限までシャキシャキするので
気がついたら動けなくなっていた、という風になる前に、休む
自分自身のことも、店のことも、
きちんと舵を取っていかないといけないから

正解がわからない
だけど、そのときどきでどれかを選ぶしかない
それはまあ、いつでも、なにをしていてもそうだけれど
このところ、選択肢もタイミングもハードモードすぎやしませんか

とにかく、すこし休んで
お店を片づけて、整えたりもしよう

体勢を立て直す
なにが最善なのか、きちんと考えられるように