f:id:lumi31:20210313013142j:plain

 

三椏が咲き、山茱萸が咲き、
そして連翹も咲きはじめた
春のはじまり、黄色い花の季節

この写真は昨日のもので、
きょうは一日、雨だった
今年は天気がよいとはいえ、この時季の晴天は儚いな


店は、今週も
緊急事態宣言の煽りか、わりに余裕がある
しかし、わたしの手もとの仕事は全然減らず
どういうことなのかとぼやきながら、ひたすらにデスクワーク

来週の前半には、スウェーデンから再入荷のトレーも届くはず
楽しみ、すごく楽しみなんだけれど、
検品の時間をどうやって捻出しようかしら

それにしても
通関に際して荷物の詳細を見ていたら、
総重量が100kg近かったので、思わず笑ってしまった
毎度、送料だけでちょっとした引っ越し並みだなと慄いていたけど
この重さならそうなりますね、!

 

きょう、関西では
ちちんぷいぷい』というテレビ番組が終わりを迎えた
なんと21年半ものあいだ、
午後に長時間やっていた、いわゆる情報番組だった

大学に入学し、はじめて関東で一人暮らしをしたとき
一週間分のぷいぷいをDVDにして持っていったことを思いだす
引っ越してからしばらくは部屋でそればかり流したために
出演者の会話をほとんど暗誦しているくらいだった
繰り返し見ても仕方がないタイプの番組なのにと、呆れてしまうけれど
わたしにとってあれは、育った土地の空気だったんだろう

日中の番組なので、最近はなかなか見ることがなかったけれど
火曜はときどき、リビングで仕事をしながら流していたよ
ずっと出演していたロザンの、無駄のない(ときどきは無駄しかない)
まっとうな、愛のあるコメントが好きだった


いつまでも、あると思っていた
自分がしばらく行かなくても、いつでもやっている、
時間ができたら、ふらりとまた立ち寄れる、
そんな、近所の喫茶店みたいな存在だった

わたしは、ほとんどテレビを見ない人間だけれど、
それでも、ぷいぷいはずっとやっていてほしかったなと思う
視聴者とも言えないのに、勝手なんだけれどね


21年半
すくなくともわたしにとっては、途方もない年月だ

昔のわたしをなぐさめてくれてありがとう
ずっと、そこにいてくれてありがとう

長く番組に携わっていらっしゃった方々に、
どうか、よりよい明日がありますよう