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雪がちらつく、底冷えの京都

愛用の作業着を
今季はじめて着て、仕事場へ


メンズの綿ニットで
スウェーデンの古着屋で買ったもの
厚すぎず動きやすいし、
でも暖かくて、綿だから長時間着ても痒くならない
よほど邪魔なときは袖を折ってしまうけれど、
サイズが大きいところも、気に入っている

森のなかの工芸学校にいた頃、
友だちがメンズのニットの袖をざっくり折って着ているのを見て
サイズが合わないと諦めていたけれど、これでいいんだ、と思った
それからは、こういうものを探すのが楽しみのひとつ

このセーターは、学校にいた頃はまさに作業のときに着ていて
今は、出張中、たとえば倉庫のような寒い場所で
長時間ものを探すときによく着ている
洒落た服ではないけれど、
わたしの生活とともにあってくれるものだと、思う

 

先週から新しい商品をあれこれと出している、うちの店
例にもれず、お客さんに愛してもらえるかと不安になっていたものの
わたしの予想などまったく意味をなさなかったほどの反響があり、
ここに来て、過去最高の忙しさを更新した

まさか、10月最初のてんやわんやを超えてくるとは思わず
正直、ほんとうに驚いた
起きている間ずっと作業していても、普通に終わらないので
なるほど、このあたりがわたしの限界なんだな、とひとり納得している
こんな生活してていいんだろうか


だけど、そんなことより
たくさんの方の手元に届いてくれるのが、嬉しい
わたしは、一度扱った商品は、取引先が作ることをやめない限り扱いつづけるので
いつも、慎重に、そして絶対の自信を持ってものを選んでいるけれど
それと、お客さんが選んでくれるかどうかは、まったく別の問題だ

選んでもらえること、楽しんでもらえることは
ぜんぜん当たり前じゃなく、とてもありがたく特別なことで
だから、今はがんばりたい


きょうは遅くまで、根を詰めて梱包をしたから
明日はすこし、休める時間があるといいな

自分のこともきちんと大切にする、というのが
2021年の目標かしらね