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たくさんのレターパックを抱えて、郵便局へ
全部差出したら、ふわりと気持ちが軽くなり
繋がれていた糸が切れた風船みたいに、ふわふわ、散歩

植物も、すうっと通り抜けていく風も、
強さがなく広がっていく光も、秋だ


しゃがんで、つつましく咲いている花を眺める
西陽に照らされた、虫食いだらけの葉は
金色の網のようで美しい

たった15分でも
こういう時間が必要だと、わかっている
ずっと、そっと、こんな風にして、
毎日を繋いできたのだから

 

仕事場に戻ると、またたくさん届いていたメールの中に
お客さんからの、荷物の到着の連絡があった
十人、二十人にひとり、こんな風に、
“返信はいらない”という気遣いとともに、お礼を送ってくださる方がいる

とくに今回は、あまりに自分の限界を超えていたので
お客さんには、なにも特別なことができなかった
それでも、商品や、シールやショップカードのことを
“お便り”が届いたようだった、と書いてくださっていて
自惚れかもしれないけれど、気持ちが伝わったようで、うれしかった


先週、ショップカードを栞にした、と伝えてくださった方もいて
それも、とてもうれしかったな

わたしも、気に入ったカードは香水をシュッとして本に挟むので
自分のところのカードも、どこかで栞にしてもらっているのは
くすぐったくて、ちょっと不思議

 

きょうは、二週間ぶりくらいに
ちょっとだけ編み物もした

明日は、ひさしぶりの半休になりそう
美容院に行って、夜は仕事をせずに本を読むぞ

人間らしい生活を
すこしずつ、取り戻す