f:id:lumi31:20200302024009j:plain

 

春のはじまりの日
何年かぶりの、休みの、誕生日

きょうは、仕事はしないと決めて
身支度だけはきちんと、あとはただだらだらとしていた
こんな風に何もしない一日が、
そもそも、ひさしぶりかもしれない

横になって本を読んで
つい、うたた寝をしたりもした
それすらも、ちょっとひさしぶりのことだった


午後は、ケーキを買いに行って
妹家族と一緒に食べた
用事もあったんだけれど、妹のことだから、
なによりお祝いを言いに来てくれたにちがいなくて
すてきな花束も、お祝いの言葉もうれしかったけれど
わざわざ顔を出してくれたことがいちばんうれしかった

ちょうど昼寝から目覚めた姪は、とにかく不機嫌で
去年の姪の誕生日会を思い出して、可笑しかった
きょうは、全員のケーキの苺を指さしては奪っていた姪だけれど
おめでとう、と言ってくれる日が、近い将来くるのかな

ともあれ、家族と好きなものを食べた、
とてもよい誕生日でした

 

留学生の外向的なイメージとは遠かったわたしだけれど
この日には、世界のあちこちから、
友人たちが、やさしいメッセージを送ってくれる

遠くの街にいるから、何年も会えていない人もいて
たくさんの“miss you”“saknar dig”に
毎年、ほんとうに、胸がいっぱいになる


高校から、大学からの友人たちも毎年メッセージをくれて、
それも、なんともいえない感慨がある
わたしの人生をつくってきてくれた人たち

人付き合いが、うまくない
すぐに気持ちが閉じてしまうわたしに、
ずっと、さりげなく声をかけ続けてくれた人たちだ

もらってばかりではなく
こちらからも大切にしたいと、思う


繁忙期真っ只中の恋人は、
深夜に、長電話に付き合ってくれた
わたしが今、いちばん欲しいものを、
彼は、ほんとうによくわかっている

仕事のことを、いろいろほめてくれるので
仕事のこと以外はほめてくれないの?と訊いたら、
だって仕事は君そのものじゃないですか、と言ってくれた
わたしなりの看板を背負って、
取り繕わず、まっすぐにやっている、と
いつも認めて言葉にしてくれる彼がいてくれるから、
わたしは、ある程度の自信を保っていられるのだと思う

それにしても
誕生日とか、年末とか、そういうときに
普段の仕事や基本的性格を褒めてもらえるのは、ありがたいことだな
個人事業主は誰も褒めてくれないから、と
意識してやってくれているらしいのだけれど
もう、本当に救われます

 

抱負などは、まあ、特にないけれど
歳を取ろうが何しようが、
今後も全力投球でまいります

そのうえで、全力投球を感じさせない人になれたら、と
いつも思っているよ
まだまだ、足りないことだらけ


さて、明日は
いよいよ確定申告に全力にならないと

穏やかな誕生日を過ごして
また、いつも通りに歩いていく