12/10
用を済ませるため街なかへ
やはりちょうど仕事が終わった妹と、合流
美味しいほうじ茶ラテのお店を教えてもらう
粉のように細かく挽いてある茶葉
これまで飲んでたほうじ茶ラテは何やったんってなるねん、という
妹の言葉に惹かれてついていったけれど
たしかに、これはほかとは別ものだった
こと食べ物や飲み物に関しては、
あまり冒険をしないわたしだけれど
妹に連れていってもらう冒険は愉しいものだ
12/11
土曜に届いていた、ふたつの大きな箱
うす暗い店で、開梱を終わらせる
比較的大きなオーダーだったとはいえ、
今回は、うち8点も割れていた
ひとつひとつ写真を撮り、作家さんに連絡
ごめん超ごめん本当にごめん、という内容のメールがすぐに届き、
親しんだ彼女のまじめさに、ほっとした
大きな仕事が続き、忙しくなれば
制作も、パッキングも、効率的にやらなくてはいけない
それに、もともと割れ物だから、それだけでリスクは高い
よくわかっているから大丈夫、と、伝える
縁の金彩がないマグは、間違えて作ってしまったそう
入れておくからよかったら使って、と書き添えてあった
レンジにかけられて便利なので、仕事中にとてもよさそうけれど
使えば使うほど、次回これもオーダーしてしまいそうで怖い
12/12
オープン初年からいらしている、素敵なご夫妻から
可憐、という言葉がぴったりの花束をいただいた
ずっとこうして来てくださって、お話できるだけでも嬉しいのに、
いつも気遣っていただいて、有難いやら申し訳ないやら
うちで買ってくださったものが、
お二人の棚や、食卓や、ジュエリーボックスや、
お仕事の場所にあるのだな、とふと思うと
それだけで、明かりが灯ったような気持ちになる
幸福な、ものの一生、というのを、
たしかに信じられるような気がする
きちんと、いい仕事をしたいなあ、と
お二人に会うと、いつも、思うのだ
12/13
仕事前に、妹とおやつ
ピクニックをしようとお団子とどら焼きを買うも
雨で行き場を失い、仕事場の共用スペースで食べた
お隣さんや大家さんとワイワイ
たまにはこんなこともある
夕方の休憩には、いただきものの可愛い台湾のお茶を飲んだ
ぜいたくな一日だ
それはそれとして
また荷物がひとつ届き、仕事はひきつづき修羅場
2019年はまだまだ終わらない
12/14
お店がとにかく混んだ一日
スタートこそ、ややゆっくりだったものの
その後、とくに17時前までは、目の回る忙しさだった
そんな中、スウェーデンから、巨大な箱が届いた
このひと月近く、輸入手続が大変だったものなので、
ついにここに来てくれて、うれしい
贈りものとして入れてくれた、お箸置き
ひとつに顔が描いてあって、思わず笑う
彼女はお茶目で、とてもチャーミングだ
こういう一瞬で
これまでの苦労なんて、吹っ飛んでしまうので
つくづく、単純でよかった、と思う
—
その日の自分への贈りもの、を書くつもりが
ほとんど、ふつうの日記
もっと気楽に日記を書いてもいいんじゃないか、と
最近は思っていたから
まあ、ちょうど良いのかもしれない
また新しい一週間
ちまちまと自分を甘やかしながら
逞しく過ごしたい