f:id:lumi31:20190922022514j:plain

 

なにから書いていいのか、わからないくらい
忙しかった一週間が、終わった


15人しか乗客がいない、小さな飛行機で
タリンを発ったのは、火曜の夜21時半
そこから18℃の気温差がある関空に着いたのは
水曜の夕方4時半だった

夜、朝と開梱の作業をして
木曜の13時には、店に立っていた
それから3日間、営業しているあいだ、
ひとりの時間は、たぶん足しても30分ほど
開店から閉店まで、お客さんがまったく途切れなかった日もあった

それに加えて、いまはデスクワークが膨大になる9月
これより忙しくなることはないだろう、と
今年の春あたりに思っていた気がするけれど
それをはるかに超えている

それでも、仕事場にいるあいだは、
楽しくて、疲れは忘れていた
怒涛のようだったけれど、キチンキチンと色々なことをこなせた、
いい3日間だった

 

古いものも、新しいものも、大きな棚ひとつぶんの本も
ぎゅうぎゅうに詰めて置いてある、店

今週のような忙しさになると、まったくゆきとどかなくなり
一日の終わりには、店じゅうが嵐のあとのようになっている
その日はクタクタで、そのまま帰ってしまうこともあるけれど
翌日早く来て、ひとつひとつものを整える、
その静かな時間が、好きだ


わからないことはやらない、愛情のないものはひとつも置かない
これだけものがあっても、2年、それを徹底してやってきた

その一方で
ものに過剰に気持ちをのせることは、したくないと思っているけれど
聞いてもらえるなら伝えたいことというのは、やっぱりたくさんあって
そのバランスをどう取るか、ずっと悩んでもいた

けれど、並ぶものものを整えていると、
よけいなことは考えなくていいと、思える
その間だけだとしても、その時間は、
わたしにとって大切だという気がする


今週は、たくさんのお客さんとお話して
もう、とにかくありがたかった
出張明け初週とはいえ、この小さな店にこんなに来てもらえるなんて、
ふつうではないことだ

ときどきでもここに来れば、いいなと思うものがけっこうあって、
自分にとってのきらめくひとつを、探したいと思う

わたしの店が、何人かのお客さんにとってのそういう場所なら幸せだな、と
いつも、思っている

 

ともあれ
あしたはさすがに、休み
月曜からはまた、発注やら何やらで忙しくなるけれど
あしたはねえ、休みです

この3日間、毎日何人ものお客さんに、
「帰ってきたばっかりなんですよね」「休んでください」
「ちゃんと寝てますか」「もう木曜は営業しなくてよくないですか」
等々、ご心配(もはや諭し?)をいただいてしまい
とにかく申し訳なかったので、ちゃんと休む

都合よく雨らしいし
さて、ベッドでどの本を読もうかな