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しとしと雨が降る
梅雨らしい、7月18日

お客さんとお話したり
次にくるふたつの荷物について、考えて折衝したりして
気がついたら17時

コーヒーを淹れながら
すこしだけ明るくなってきた空をながめる
こういう時間が持てると、
一日に、灯りがともったような気がするのだった

 

7月18日は
恋人の誕生日だ

友達だった頃も合わせると
もう15回も祝っていることになる
むかしは皆で、サプライズパーティーとかしたっけな
勘がいい彼には、きっと、
ぜんぜんサプライズになってなかったんだろうけど

最近のわたしたちは
彼の誕生日も、3月のわたしの誕生日も、ちょうど忙しいときで
当日に会えたためしが、ない
寂しい気持ちは、もちろんあるけれど、
それはそれで、お互いの人生をちゃんとやっているゆえということで
サッパリと諦めている

それでも、誕生日は、
祝辞と称して、他愛ないことを話し
相手のことをめいっぱいほめたりする
ささやかだけれど、それが、
わたしたちなりの表現だという気がしている


むかしは、あまりに不器用で
切れる頭と立つ弁を持て余している感があった恋人だけれど
いまではすっかり上手くなって、
さらりとしたやさしさが、前面に出るようになった

いつでも陽気で、機嫌がよくないことなどなく、
いつでもフラットで、自分なりの正しさを守り
誰にも何も押しつけることなく、必要以上に何かに評価を下すことなく、
飄々と、でも楽しく日々を生きる、
格好いいおとなになった

ああしてほしいこうしてほしい、とか、これ以上なくて
どうかこのままで歩いて行ってほしいと、
願うのは、それだけ

 

まだ、贈り物も用意していないけれど
きょうは、恋人のいいところについて、たくさん考えた
わたしなりのお祝い

まだ先の話だけれど、来月末には、
ささやかにでも何かできたら、いいな