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宵々山
東京から遊びにきていた友人たちと
せっかくだからと、鉾を見物

祇園祭は、どうしたって特別で
この季節には、育ったこのまちを、
いつもより遠くにも、近くにも感じる


友人たちが京都にきてくれていた、2日
わたしは風邪をひいていた
こういう自分に、ほんとうにうんざりしているけれど
ともかく、万全にはほど遠かった

それでも、一緒に
お喋りをしながら、美味しいものを食べたりした
何はともあれ、わたしたちは大人になって、
お互いの住んでいるまちを、こうして行き来して
こんな風に、ちょっとだけ贅沢に、遊ぶことができる


深夜に、わたしの一人暮らしの部屋で、
あーだこーだ言いながらだらだらしていた頃も良かったけれど
いまはいまなりの形があるものだ

わたしたちの真ん中にあるのは
分け合っている記憶でも、共通の話題でもなく
お互いの、いま

 

今週は、仕事もあれこれと忙しく
体調を崩したまま、たくさんのことをこなした
それで、きょうは朝から編み物にまで行ったのだから、
わたしの体調不良とは一体なんなのか

いつも溌剌とはいられない
けれど、なるべくならそうありたいし、
わたし自身が、そうありたいと思っているということを
ちゃんと大事にできたらいい

それにしても、ずっと届くのを待っていた一輪挿しの
入荷数がぐちゃぐちゃだったのは、参った
こういうのは、対応をどうするか詰めるのにまず時間がかかるので
なかなか削られることであるよ
うん、まあ、いつものことでもあるんだけど

 

 

ひさしぶりのノラ・ジョーンズ
遠くのことを浮かべながら、聴く

物理的にではなくて
概念としての遠く

どこへも行けない、と思っていた頃が
わたしにも、あった

 

長い息を吐く
積み上がった細かな仕事を、もうすこし片づけたら
あしたは、お店だ

ふわふわとした感覚を仕舞って
また、あたらしい気持ちで