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季節の違うこの国に
無事、帰ってきた


水曜夕方に関空に降り
木曜は、開店前から開梱
そして、木金土と、気合いで働いた

木曜日は、再開初週にしては混まなかったのだけど
金土と、ピークの時間は、お店に入れない方が出てしまうほどで
終わってみれば、これまででもっとも忙しい週になった


わたしは、こういうことにはどうしても後ろ向きで
いつまでこうしてお客さんが来てくれるだろう、と怖くなるけれど
それはそれとして、本当に、本当にありがたい

たくさんのお客さんとお話ができて、
3週間ぶりの、お店での仕事を楽しんだ
よい週末だった

 

わたしに、何かができるとは思っていないけれど
初めていらしたお客さんが、わあ!と
歓声をあげてくださると、うれしい

いつものお客さんが、美しいものを見にきた、癒されにきた、
自分へのご褒美を探しにきた、と言ってくださると
とても、とてもうれしい


ここにも、たびたび書いているけれど
わたしは、ひとに喜んでもらうことに興味がない人間なのだと
ずっと、思っていた

けれど、いざ、自分でこの仕事をはじめてみると
お客さんの言葉というのは、
ほかにはかえられない、なによりのご褒美だ

 

怒涛のような3日を終えても
仕事は積もるばかり
想像以上にヴィンテージが動いているために、
帰ってきたところなのにもうディーラーとのやりとりを始め
現行の作家さんのもののオーダーを決め、進捗を話し合い、
膨大な量のお問い合わせに、返信をする

先週作家さんから届いた荷物は、まだ検品すらできていないし
持ち帰ってきたものの撮影もできていない
当然、店のディスプレイを変えるどころか、
プライスタグさえ、小さなものにはひとつもつけられていない
経理のことも、先週の分は全部放り投げたまま


なんとかなるのかしら、と、思うけれど
よく考えたら、こういう状況は今にはじまったことじゃなく
ずっと、完全になんとかはなってないな
そう気がついて、ちょっと気がらくになった

それでも店は、日々は、続く
きちんと順番を考えて、なんとか回るように、
そうやって、漕いでいく


大丈夫、と、思えるのは
ある部分では、自分の理想が叶っているからなんだろう

あとは、そう
小さな店にひしめくものたちのことが
わたしは本当に、全部好きだからね

 

とはいえ
すこしずつでも、疲れを取らなければ
集中力が落ちてしまって、なにかやらかしそう

さすがに疲れたなあ、と折れる気持ちも
もうすこしは大切にしないとな、と
ちょっと、思ったり