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Berliner Fernsehturm
この塔のある風景は、いつも、
ベルリンへ来たという実感をくれる

空気を思いきり吸い込み、
勇んで、歩きだす
さあ、出張の最後はこの国、ドイツだ

 

着いて数時間で出会った、
可愛らしい革のキーホルダー
そのデザインとしっかりとしたつくりに、驚いた
とくべつ技術のある人が、
ひとつずつ丁寧に作っているものだと、ひと目でわかる

すぐに、作家さんご本人に宛てた長いメールを書き
そして、すぐに、色よい返事をもらった
火曜に会う約束もして、まさにトントン拍子


相手と誠実に付き合っていきたいからこそ
いつも、慎重に時間をかけて考えるわたしだけれど
ものが、なによりも雄弁に人となりを語る、
こんなことも、ある

ああ、これは今だ、と感じて
スッと手を伸ばす
こういうことも、あるのだ、たしかに

 

出張の後半は
どんどん、眠る時間が短くなる
こちらですでに会った人たちからも、これから会う人たちからも、
日本のその他の仕事関係の人たちからも、そしてお客さんからも、
とにかく、沢山の、本当に沢山のメールが届くからだ

それでも、ドイツに来ているときは、
毎晩、ドイツ語の勉強に、かなりの時間を割く
わたしの仕事には、すこしでもマシなドイツ語が要るので
ひとつでも多く単語やフレーズを覚えて、使うため

つらいときもあるけれど、必要なことで
これが大切なルーティー


言うまでもないほど当たり前のことだけれど、
ひとの時間というのは、どうしたって、1日24時間だ
そしてわたしは、仕事とこういう勉強のほかに
読みたいものを読む時間、
こうして、他愛ないことを書く時間、
自分のなかにあるものを検分して、考える時間を取らないと
わたしではなくなってしまう
(それに、だらだらもしないと生きていけない)

大量の情報が流れ込んでくると、ちっとも処理できないわたしには
欠陥があるのだと、ずっと、思っていた
けれど、時間が限られている以上、
ひとりの人間が咀嚼できる量というのはそもそも多くはないはずで
自分のことを見極めて、やりかたを研いでいかないとな、と
近ごろは開き直りはじめている


さてさて
こうしてまた、のんびりと書き連ねていたりするけれど
明日は朝早くから仕事、そして宿の移動もある

ドイツ語のつづきをやって
今夜は、はやく眠ること