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花器が、たてつづけに旅立っていったので
ベルリンのディーラーさんから、また、いくつか仕入れた

届いたものを前に
自分で買ってしまうか否か、真剣に悩む昼さがり


ときどき、こういう
どうしてもかわいくてたまらない、というものが現れて
すっかり困ってしまう

これはもうわたしが連れ帰ろう、と即決することも
あるにはあるけれど、ほんとうに稀
なるべく沢山のものを持って生きていくと豪語しているわたしだけれど
なんでも持っていくことはできないと、さすがに知っている

だから、だいたい
いついつまでに旅立っていかなければ買おうかしら、と
区切りをつけて、考えているのだけど
そういうものが期日を待ってくれたことは、ない

けれど、自分で買うよりも
それが誰かの生活を、そっと支えるものになってくれるのなら
そっちのほうが嬉しいかな、とも、思うんだ

 

この数日
いろいろなことがあって、気持ちがふさいでいた
よくないことは、あまり書かないようにしているけれど
書きだしたら、大長編の愚痴を書いてしまいそうだった

だけど、昨日きょうとトントンとよいことが起こって
この仕事ゆえに逃れられない苦しさは、
この仕事ゆえの幸福で打ち消すしかないのだと、つくづく思った

しがらみを忘れさせてくれる、出会いがある
それが、どれほど得がたいことか

 

そんなわけで
ずっと微熱も下がらず、さんざんだけれど
あしたは金曜日
おやつはいつだって、わたしを裏切らない

習慣は強い
いつもの自分を
ちゃんと、取り戻す