これから作品を扱いたい作家さんふたりから、
たてつづけに色よい返事が届き
仲良しの作家さんからは、来月のお誘いが届く

撒いていた種から
つぎつぎ芽がでるような日、というのが
この仕事をしていると、時々ある
きょうは、まさにそんな日


現行品の仕入れの繁忙期は
実は、1月と9月だったりする
各メーカー、デザイナーが
1月は春に向けて、9月はクリスマスに向けて、
新しいものの注文をとる時期だからだ

そんなわけで、わたしのところにも
取引先から、つぎつぎ新しいカタログが届く
ひとつひとつ、吟味して
さてどうしようかしら、というところ

そのうえに、終わりの見えない棚卸や計算もあって
忙しい今、新しいことを動かすのは
良いのかどうか、と思うけれど
まあ、うまくいきそうなときが、動きどきでしょう



自分の感覚を100%信じる、というのは
わたしにとって、仕事では、とても難しいこと
意識して繊細にものごとを進めないかぎり、
簡単にぐらぐらとしてしまう

家族や誰かに喋って考えを落ち着かせたいことも多いけれど
“自分ならこれを選ぶ”という話は必ず出てくるので、
それでどうしても不安になって、ブレてしまう
だから、基本的に気持ちを閉じるようになって
ものに向き合うときは、結局いつも孤独だ


それでも、今は
人の意見を聞くことが、どれだけ大切でも
まず自分を、信じるべきときだと思っている
ちゃんと地に足がついている気がするし、
感覚通りに仕事が動くという、実感もあるから

その時期によって、やり方も違うんだろうけれど
いまは、いま納得のいく世界を作れるように
気持ちを強く持たないといけないね



そんなこんなで
仕事のことしか書いていないけれど
きょうはこういう日だったから、仕方ない

きょう得たものを、大事に育てるため
シンプルな気持ちを忘れないで
明日も、じっくり考えたい