一泊二日
あっという間の東京滞在が
もう、終わってしまった


今回会えたのは
恋人と、友人ふたり
三人とも、わたしにとって特別な人だ

全員、いま家は埼玉県で、
あきらかに都内のどこかで待ち合わせたほうがよいのに
皆、わざわざ空港まで迎えにきてくれた
羽田のカフェで軽く食べ、
代々木公園のスペインフェスに繰り出し
渋谷のVRゲームカフェではしゃいだ

わたしは、一緒なら、なにをしていてもいいのに
皆、なにをしようかと考えてくれる
移動してきたわたしを気遣ってくれる

付き合いが長くなっても、お互いに雑にならない
大事な人たち



きょうは、仕事、ネイル、仕事、片づけ
よく動けたし
てきぱきとやるべきことをこなせた日だった

月曜日からは、また、出張だ
引っ越しにはじまり、おそろしく多忙だった11月が
風のように過ぎようとしている


一昨日の夜
恋人に、ずっと考えていたことを
そっと、でもまっすぐに、投げてみた
彼は、11年前と同じ言葉をわたしにくれて
相変わらず、ストレートとボール球しか投げてこないね、と
笑いを噛み殺していた

こうして、ときどき、ちょっとふと振れたりして
そのたび話して、考えて、笑って過ごしている
ずっと離れて暮らしているわたしたちだから、
なによりも相手を思って、守ってきたものが
たくさん、ほんとうにたくさんあるんだよ


色んなことがある
やっぱりどうしたって、寂しいときもあるけれど
これまでの時間を思って、胸をはる

まずは、目の前の一日
わたしの、一日を