新しく、届けてもらったものに
ひとつひとつ、値段をつける


値つけ、というのは
わたしにとっていちばん、難しい仕事
ものの価値を歪めることは、したくないけれど
お店が続けられなければ、どうしようもない

価格と価値、というのは
ぜんぜんイコールではないのに
価値を決めているような気がしてしまって
考えすぎなのはわかっていても、重い

ギリギリの値段をつけている、というのは
果たして、良いのか悪いのか


ヴィンテージのものは、もう見るようになって長いけれど
今年は、ディーラーさんたちと知り合ったりするなかで
また新しいものを、見ている

まだまだ、知らない世界だらけで
一体、どこまでつづくのか

いつまでも、ひよっこだけど
なにかのひよっこでいないとつまらないというのも、そう



夏になってから
なかなか、散歩をできずにいる
最近までは、あまりの忙しさに、読書量も落ちていたのだけれど
そうしたら、一気に息苦しくなった

自分に必要なものは
自分で与えないといけないね
と、言いながら、きょうも散歩には行けず
きょうも、仕事のはなし


明日は、雨の予報
送り火が、消えてしまわないといいけれど

暑さが苦手なわたし
今年も、覚悟を決めないまま
夏が、行く