穏やかな秋晴れの、京都をよそに
ツイッターのタイムラインには、雪が舞う

ああ、本当に
ここは東京から遠く離れているのだな、と
あたりまえのことを、しみじみ
いつから、この距離に、なにも感じなくなったんだろう


昨冬、ずいぶん雪や氷のなかで生活していたので
つめたい世界が、恋しい

いいなあ、ここにも降らないかしら、と思うけれど
それで、雲が現れるはずもなく



今日も、膨大なメモに目を通す
この6年間、いつか自分で仕事をすることがあるなら、と
ずっと、溜めつづけていたものだ

すさまじい量の情報を
いずれ使うかもしれないもの、使うけれどごく個人的なもの、
いちおう取っておくもの、破棄するもの、に、分ける
それだけでも、骨の折れる作業


だけど、過去の自分の感性は、けっこう信頼できるし
選り分けるのは、面白い
なにより、これを長い間細々とつづけていた自分自身の存在が
突然、他人のように、有難く感じる

わたしには、ことばと経験以外にも、
すこしの持ちものがあった、ということ



最近、また、睡眠時間が短くなっている
毎夜あれこれやっていないで、早く眠らないと

来週の今ごろは、もう12月
そう考えると、焦りもあるけれど

遠くのことは、考えずに
ひとつひとつ、目の前のことをやって、進むだけ