年末年始の買い物で、街に出なくてはいけなくて
なかなか仕事を始められなかった午後

最低限の片付けをしながら
なんだかぼうっとしてしまって、暮れていく店を眺める
自分で作ったこの場所は、ときどきこうして
カイロのようにじんわりと、疲れた心をあたためてくれたりする

階段を下りてきた足音が
うちの隣の給湯室に入っていって、我に返った
個人事業主たちの2022年はまだまだ終わらない


絶対に今年中にやっておくべきことを、とりあえず終え
あとはTo Doリストへ
あまりにも忙しかった今月、できなかった多くのことは
来月のわたしが請け負うということになる
大丈夫、きっと、彼女はなんとかしてくれるだろう

18時、外に出ると
いつも煌々としているファミレスの明かりが消えていた
ああ、今年も終わるのだな、と
はじめて感慨をおぼえた

24時間しかない大晦日
とにもかくにも、新しい年へ向かうのだ

 

2022年は、輸入・販売を仕事にしている人間としても、
そしてわたし個人としても
どうしようもない状況に置かれ、つらいことも多かった一年
だけど、ただ必死でいるだけで終わらずに
とにかく考えて、行動に移した、きちんとした年だったと思う

こう感じることも珍しいくらい、
今年の自分は、本当に褒めてあげたい
至らなかったことも多くあるけれど、
それ以上に、楽なほうに流されずに守りたいものを守って
そのときどきの答えを出す強さを持ち続けられたことに
胸を張りたいと思っている

まずは何より、この中でよくちゃんと経営したなあ
しっかり積み上げたよ

来年の目標は、不言(ときどき有言)実行
適当なことを決してしないように、言わないように、
今年以上に逞しく、注意深くありたいと思います
言葉と行動がすべて

 

どこへ、誰へ向かうでもないこの日記を
覗いてくださっている皆さま
今年も、ありがとうございました

何かを届けることを目的としていない、ということにこそ
わたしは心地よさを感じているけれど
それでも、拙い文を書くことにずっと気持ちを向けていられるのは
読んでくださる方がいるからだと思います

多くの方のやさしい言葉に救われた一年でした
声をかけていただいて、本当に感謝しています


来年も、ここは
よほどのことがない限り、変わらずやっていくと思います
書けることは限られているけれど、その中でもわたしらしく、自然に
取るに足らない日記でも、書き続けることに意味を感じているので、
今後ともどうぞよろしくお願いします

皆さまの来年に、たくさんの幸がありますように
よいお年をお迎えください!