まだまだ続く繁忙期
検品に次ぐ検品で大混乱だけれど、なんとかやっている

やさしい人から届いたグリーティングカードは、
箱のなかに並んでいるだけでも美しい


五つの取引先からの荷物を片付け、一息かと思いきや
きょう、三つの取引先から荷物が届いた
とりあえず積み上げ、どれからどうしようかと思案
いやいや、本当にどうすればいいんだ

箱を前に困っていたら、今度は、
また二つの取引先から、荷物を送ったというメール
ひとつは9月頭の展示会でのオーダー、
もうひとつはなんと今年2月のオーダーの残り半分で
これが同時に来るのかと、ちょっと面白くなってしまう
スケジュールの調整なんて、まあ無理なのだった


とはいえ、この時季は毎年こんな感じな気もする
去年のわたしも大丈夫だったのだから、乗り切れるでしょう
たぶんね

クリスマスと年末に向かって、アクセルをベタ踏み
これも雑貨店、と思うと、心愉しくもある
愛すべき日常だ

 

一日の営業を終え、デスクに向かって
きょう店から旅立っていったものを、書き出す
とくに忙しい日には、途中途中でメモしておいた単語をたよりに、
店を閉めた後で、ひとりひとりのお客さんと
それぞれが選んでくれたものを思い返すことになるのだけれど
その静かな時間が、とても好き

リストに打ち込んでいると、
さまざまな種のものを混ぜて買ってくれている方も多いことに気がつく
イギリスやスウェーデン、ドイツでいま作られているもの、
50年から130年ほども前に作られた、ジュエリーや小物、陶器
そして、さまざまな国の、さまざまな作家の本

わたしが目指していた形だ、と
ふと思って、涙が出た
そもそも、これだけのものを選ぶだけ店をくまなく見るというのは、
もちろんお客さんたちにとっても、かなり大変なはずで
それでもこの店の形を、こうして生かしてくれるのだなあ


現行品、ヴィンテージ、書籍の三つを全部、全力で、というのは
つまり、それだけの労力が要るということだけれど
人ともの、本のあいだを、時間や空間を超えて、
自在に繋ぐ可能性が生まれるということでもある

わたしにとっては、労力の分以上の希望がそこにあって
営業日終わりに書くリストの中で、たしかに光を放っている
そのことを、いつも忘れずにいたい

 

さて、あしたも店
その前に、今夜はまだ仕入れの仕事がある

深く眠れるように、悪い夢を見ないように
カフェインはほどほどにしなくちゃな