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関東からはるばる、18きっぷでやってきた友人と
北野天満宮へ、梅を見にでかけた

いつもは地元の大きな神社だけれど
受験の年は、初詣はここだった
忘れかけていた記憶

育った街
新しい記憶が、こうして重なって
古いもののなかには、錆びつくものもでてくる
けれど、それは、
幸せなことなのかもしれない

 

じっと、自分の内側を見つめて
濁った重いビー玉のようなものを、ひとつずつ、取り出して検分して
これはなんだろう、
そしてなんでできたのだろう、と、突き詰めていく

どこまでも静かな、
ひとりの作業


投げ出しちゃいけない、と、思う
自分のことも、そして、誰かに伝えることも

言葉を飲み込むことが多いわたしだけれど
都度、わたしの意思で、選んでいる
なにを口に出すか、そして、なにを口に出さないか
どちらも大事なことだ

言葉は、そのまま未来になるのだから
口に出すに至るまでに、必要だと思うことを
じっと、辛抱づよくやらなくては

 

 

 

なんとなく、昔とても好きだった曲を思い出して
スピーカーでかけてみる
音が通った場所の、空気が、
ふと緩んで、解けていくような気がする

目を閉じて
呼吸をととのえる

考えることも
やりかけの仕事も、いったん置いて
さあ、また、あした