朝5時の羽田で乗り継ぎという、苦行を乗り越え
日本へ帰ってきた

関空に降り立ったのが、8時
それで、昼にはネイリストさんと会っていて
夕方には引っ越しの見積もりと相談
その後、しばし妹と姪を愛で、食事をしたら21時
片付けなどをして、眠りに落ちたのが1時

それで、きょうはずっと仕事だったのだから
なんだかんだ言って、
わたしには無限の体力があるような気がしてきた



出張から戻った、初日の営業は
いつも、仕事が山積みで慌ただしい

ガチガチに梱包していたものを開梱し
汚れやディーラーさんが貼っていたシールなどを落として
店に並べられるものは、場所を考えて並べ
在庫になるものは棚にしまい
写真を撮るものは、撮る
そして、出張中に作っておいた値段のリストを見ながら、
すこしずつ、値札を書いてつけていく

ちまちました仕事ばかりだけれど
なにせ数があるので、目が回る
年に何日かある、いちばんしんどい日


それでも
自分の店で働いている、という感じがして
好きな日でも、ある
こういう裏方仕事がないと、店はまわらないわけだから

それに、一点一点、
連れ帰ってきたものを眺めるのは、うれしいものだよ



誰かにとって価値のあるものは
誰かにとっては価値のないものだ
突き詰めれば、なにもかもがそう

誰かの提示する価値ではなくて
自分にとってのそれを、信じること
それを噛み砕いて、伝えること
文字にするとこれだけなのに、
どれほど、難しいか

信じる、というのは
わたしにとって、無邪気なプロセスでは成り立たないものだし
日々更新しなくてはいけないものだから


そんなことを
この場所に帰ってくると、あらためて考える

たくさんの宿題を得た旅の、終わり
ひとまず、ただいま