底冷えするロンドンの朝
朝7時からの、予定を終えて
9時半発の電車に、飛び乗る

通勤の人たちに混ざって、南へ
行き先は、愛する海辺の町だ


大学の頃も
ちょくちょく訪れていた、ブライトン
特にこの時季は、鬱々としたロンドンから逃れて
開けた感覚を味わいに来る場所でもあった

仕事でのイギリスは、四度目だけれど
ブライトンには、欠かさず来ている
この町に用事が多いというのは、
わたしにとって、ほんとうに、幸運

ほとんど座ることもできないようなスケジュールだけれど
それでも、好きなコーヒー屋でお昼を食べ
15分は、海辺を散歩する
それだけで、ぎゅうぎゅうと圧迫されていた気持ちが
ちゃんと外へ向かっていく

きょうは、ブライトンも、ほんとうに寒くて
わたしの仕事は、気温がつらさに直結する時間が長いので
なかなか、しんどかった
でも、ブライトンだからさ、で
気が済んでしまうわたしは、単純なのかどうなのか



夕方、ロンドンへ戻り
もう一箇所、出かけていく
めちゃくちゃな予定だけれど、
こういうことは、珍しくない

これでも、わたしなりにすこしずつ効率化ができて
移動の時間に、ちょっとしたことを済ませられるようになったし
よい予定の組み方がわかってきたりして(これでも)
だいぶ楽には、なっている

いつか、もうすこし余裕を持てるようになることを
いまは、夢見て