友だちとふたり、喋って、喋って
喋りたおした、一日

会えたのは、一年ぶりで
けれど、全然、そんな感じがしなかった
四時間五時間が、一瞬に感じる


彼女と知り合ったのは、この日記を通してだった
ベルリン、のキーワード検索でたどり着き、
ログをずいぶん遡って読んでくれて
そして、メールを送ってくれたのが、きっかけ

その、最初のメールから
もう、仲よくなれそう、と直感していた
そんなことを思ったのは、初めてで
でも、その通り、わたし達はとても仲よくなった

留学最後の一年半は
彼女が居てくれることに、贈ってくれる言葉に、
いつもほんとうに励まされた
そして、今も、そう



この半年
彼女は、とても大変だったはずだ
けれど、それをくぐり抜けて、もう前を向いていて
また、わたしのことを、励ましてくれた

すずなちゃんの来年が、すごく楽しみ、という言葉が
信じられないくらい、うれしくて
自分が、悪い想像ばかりの生活に疲れ果てていたことを知った

そういう言葉が、すなおに信じられるのは
彼女自身が、まっすぐに、言葉の力を信じていて
けして、自分を取り繕うために、
それを使ったりしない人だからなのだな


この半年、ほしかったものを、
彼女からもらったという気がする

いつか、ちゃんと、きょうのお返しができたらいい
まずは、笑って年を越して
来年のわたしに、きちんと気持ちを預けたい

なんだか、あたたかいお湯のなかにいるような
じんわりと気持ちがほぐれる、時間だった