雨がかすかに降る、朝
北向きの窓辺が、あまりに暗いので
思わず、植物たちを避難させる

止むのか、止まないのか
暗い空と、ほんのり青いひかりが、悲しげで
なんだか居た堪れなくなってしまった

温かいミルクティーと、マドレーヌ
頭を切り替えなければ、と
プルーストの影を、振り切る



まだ、仕事です、と言うことのできない作業を
長い時間をかけて、やっている
これは、きっとわたしの財産というか、
色々なことのたたき台になるのだろうけれど

仕事になるかもしれない、趣味で終わるかもしれない
だけど、わたしにとっては価値があるし
そう多くはないだろうけれど、ほかの誰かにとっても、
もしかしたら、価値のあるもの


表向きの生活とはかけ離れた、あれこれ
距離が近い人の、なにげない一言で
ものすごく傷ついたりも、するから
早く、これがちゃんと仕事になればいいのに

と、いう、ただのぼやき
あーあ

とはいえ
元気になれないのに、理由がないわけではなくても
ここで前向きでなくてどうする、という気持ちはある


わたしには、怖いものがたくさんあって
その最たるものが、時間
だけど、時が経てば、
どんどん、新しいことも思いつくし、新しいものが現れる
ほかの、怖がっていたはずのもろもろを
どんどん、それでかき消していける

それで解決することも
解決しないこともあるけれど
日々、きちんと自分に課したものを続けていれば
時間の力で、結構な割合のことに決着がつく気もするのだった


さてさて
ふんわりしたことを書いたところで、寝ましょうか

よほどのことがないかぎり
明日は、予定通りにやってくる