雲が、散っては戻ってを
飽かずに繰り返す、秋の空

片づけをするついでに、
靴の衣替え
さすがに、サンダルを仕舞わないといけない、と
窓のそとを見て、思ったのだ


ひとつずつ箱を開けて、中を確認する
スウェードの靴が、三足も出てきて
偏りっぱなしの自分に、あきれてしまう

二足のスウェードのスニーカーは
どちらもそれなりに長く持っているのだけれど
まだまだ、綺麗だ
特にこの季節は天気のよくないロンドンで買ったために、
なかなか履くことができなかったのだった

今年こそはたくさん履こう、と誓いながら
防水スプレーをかける
特段、靴が好きというわけでもないわたしだけれど
一足一足に思い入れはあるし、愛もあるよ



居座っていた、身体の不具合が
ようやく去りつつある
もともと、それなりにポンコツではあるけれど
このひと月、とくに前半にやってきたのは、
なかなか本格的なバグだった

こういうことが、留学中に起きなくてよかった、と
喜ぶべきか、否か


京都も、だんだん、よい季節
それなりに忙しくはあるけれど、
10月こそは、穏やかに過ごせますように