去年の8月から通っていた、工芸の学校を
きょう、修了した


修了式では、ひとりひとり
証書のようなものを、受け取った
入学式で、やっぱりひとりひとり先生に名前を呼ばれて
前に並んだことを、思いだした

たった9ヶ月
だけど、9ヶ月前は遠い



式が終わって、クラスで集まって
その後のランチが終わっても、
まだ、信じられなかった
もう、こんな風に皆で集まることはないのだ

いつもの階段で、皆で写真を撮って
きょう学校を離れる人たちと、ハグをする
それでも、まだ、信じられない
本当に、この学校での生活が終わってしまうなんて

仲のよい人たちとの別れは、ほんとうにつらい
これまで毎日一緒にいただけに
きゅうに自分自身が欠けてしまったように感じる

だけど、別れのときの
あなたがいてよかった、という友だちの言葉は
わたしのちいさな宝になった




修了式では、夏の歌をうたった
過ぎたことではなく、きょうのことでもなく、
これから来る夏の話を、沢山した

ここから離れて
また、歩きだす

今週末から
わたしの夏が、始まる