オンラインショップの仕事を終えて
ようやく人心地

作業台を兼ねている昇降デスクの上を片づけ、
こまごました道具を所定の位置に戻し、机の高さを下げる
退けていた椅子をまた持ってきて、ごみ箱の紙ごみを捨て
手が届くワゴンに置いている梱包材や段ボールを補充したら
だいたい、3日前の状態だ

6畳1間の普通のアパートを
梱包作業と事務作業、どちらにも良いように整える
なんでもないひとつひとつが、
わたしには、大事


ソファがわりにしている寝椅子の足もとには
スウェーデンの写真家、Anna Clarénの作品を置いている
2013年の、ストックホルム・Fotografiskaでの展示のポスターで
その年と翌年、ロンドンの家に飾っていたもの

実は、そのとき飾っていたポスターそのものは、
持って帰ってきたはずなのに、引越しのゴタゴタで失くしてしまった
それをどうしても諦められず、Fotografiskaに問い合わせたら
美術館のショップにはもうないけれどオンラインにはまだ在庫があり
国内のみ発送ができる、との答え
そんなわけで、ストックホルムへ行く機会をうかがい、
今年の1月、ついに、ホテルに送ってもらって持ち帰った

そこまでして、と自分でもあきれてしまうけれど
10年の時を経て、ここにまた飾っているポスターを
やっぱり、これはわたしの人生にあってほしい、と思う
日に焼けないように額装してもらったから、
きっと、ずっとそばにあってくれるだろう


それぞれの額に、特別な記憶
最近は、事務所を、額たちに守ってもらっているような気がしている

店をやるうえでも、いつも考えていることだけれど
なにかを飾るというのは、わたしにとって、
心を支えるため、というと大げさだとしても
まあ、そんなようなものなのだ

 

この三週間は、仕事をしているか、
そうでなければ体調を崩していた

来週前半までは、今度は
プライベートの予定もぎゅうぎゅうに詰まっている
それはそれで不安ではあるけれど、
楽しいことなんだから、思いきり楽しみたい


ともあれ、5月の仕事は峠を越えた
ここからは6月いっぱいまで、
例年の通りなら、わりに落ち着いて過ごせるはずだ

すこしゆっくりした日々を送るために、
まずは明日から、店に立つ三日間をまっとうしないとね