なにから書いていいのか、もうわからないけれど
とにもかくにも、ゴールデンウィークの営業が終わった

予約枠はほとんどが埋まり、
エンジンを全開にして10日間を駆け抜けた
体力的には、やっぱりギリギリだったものの
愉しく思うことばかりで、気力はぜんぜん尽きなかった

よし働くぞ、と気合いを入れて、
その通りにしっかり働ける
それだけのことが、こんなに嬉しいものなのね

 

 

きのう最後のお客さんが、
帰り際にマドレーヌをくださった
おやつをもぐもぐしながらのデスクワークは至福

来週の日曜からは、三日ほど休みを取っている
そのために、今はまだまだ頑張るときだ

自分の中身を、また新しい水で満たすように、
そのときどきで切り替えてやっていければいい


今のわたしには、仕事はほとんど人生そのもので
それは、日本の大学を卒業してからの東京での仕事、
そしてイギリスとスウェーデンでの留学と
自分の全てをかけてやってきたことをベットしているからだけれど
こういう姿勢が、必ずしも良いわけではない、ということは
わたし自身よくわかっている

だけど、情勢にどれだけ振り回されても
苦しいことや、心を砕かなくてはいけないことがどれだけ増えても
なんとか折れずにいなくては、と思えるのは、
この心持ちだからなのだ、きっと

きっと、いつか
もっとらくにできる日が来るからさ

 

陽当たりのいい部屋のなかが暑いので、
これでいいかしらと半袖の服で外に出ると、肌寒い
あちこちで咲くウツギの花に目を細め
まだまだ爽やかな初夏の匂いを吸い込む

卯の花の匂う垣根に、
時鳥、早も来鳴きて
忍音もらす 夏は来ぬ”
なつかしい歌を、ふわふわと口ずさむ午後


愛する葵祭の行列は、今年も中止で
それでも、祇園祭の巡行はやるらしい
この街も、今年は、例年に近い夏になるだろうか

その頃を想像することは、
まだ、怖くてできないけれど