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早朝は、マグカップに淹れたお茶を片手に
本棚の前でぼうっと過ごしたりする

壁一面の本棚の左半分は、ほとんどが北欧関連の資料で
フェロー諸島や、サーミ関連の本もある
たとえばトースハウンやヨックモックの博物館などで見つけて
担いで持ってきたものも多い

ここがやっぱり落ち着くのは
時間の詰まったこの本棚を、
自分そのもののようにも感じているからだろうか

 

きょうも、京都は雪
積もるほどではなかったけれど、仕事場は凍えるような寒さで
首を縮めて手を温めながら、デスクワークをしていた

仕事場を借りて、もうまる5年になる
1月半ばから3週間、あちこちの国の展示会やアンティークフェアをまわり
帰国したその日に、この場所の募集が出た
すぐに見に行き、そして、すぐに借りることを決めた

担当してくれた不動産屋さんは
沢山の人を見てきたけど、普通は自分に合う場所を探すのは結構大変なんだよ、
だからきみの店はきっとうまくいくよ、と言ってくれた
あれから、予測なんてできなかったことを含め、様々なことが起こったけれど
わたしはずっと、その言葉を信じている


手にしたくて、うまくいかずに、諦めてきたものも多い5年
それでも、店だけはひとときも止まらず全力で、前向きに育ててきた

きょうちょうど、いつかやってみたかったような仕事のお誘いをいただいて
こういう風に経験を重ねていけることを、本当に有難いと思った
だって、どれだけ懸命にやったって、
誰の目にも止まらないことの方が多いでしょう


5年かあ、5年ねえ
あまりにも多くのことがありすぎたから、感覚が掴めず
極端に短くも、長くも感じるな

ともあれ、節目を喜びつつ
過去と未来のために、きょうがある
そう思えるように、いつでもちゃんと頑張りたいね