まる一日の休みは
いったい、いつ以来だろう
きのうは、早起きしてスウェーデン語を勉強し、
ちょっと新しいことの練習をはじめ
長々と編んでいた姪の手袋を仕上げて、自分のセーターも再開した
散歩に出て、とっくに咲いていた蝋梅を愛で
美味しいコーヒーを飲みながら、楽しみにしていた本も読んだ
詰め込みすぎで、自分でも笑ってしまうけれど、
まあでも、これでも気持ちは急いていないし、
それに、ずっとこういう日を求めていたわけだから
きょうも、発注や輸入手続はあったものの
いつもと比べるとゆったり
ニュースや空いている街の様子を見ると、気持ちが塞ぐし
この週にはおそらく状況が悪くなっているだろうという予測が
ぴたりと当たってしまったことに、後ろめたさを感じる
でも、わたしも、
体力にも気力にも限りがあって
ずっと走り続けるというわけにもいかないし
とにかく、今は休むときなのだ
きっと、必要なのは
絡まっていた糸をほどくような、穏やかな時間
ずいぶん開いて、お辞儀をしてしまったチューリップ
ふわっと華やかな開きかたでうれしくなり、
本棚の高い位置に置いて、見上げることにした
わたしは、花を飾るのが好きだけれど、
毎日違う姿を見られるからなのかもしれないな
たとえ儚くとも