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いよいよ、年末の営業予定を決め、
もうそんな時季か、という言葉を振り払う

そう思ったら最後、
もう今年は終わってしまう
気の持ちようで、時間自体が伸び縮みするわけでなくても、
まあ、体感は大事

 

日、月と、ほとんど休めなかったので
きょうは夕方、コーヒーを飲みに出た

好きな店の、強く深い香り
この季節だけの栗とナッツのタルト
ざらざらとはじける豆の音に
うっすら被さるノクターン


きょう持って行ったのは
スティーヴン・ミルハウザー『夜の声』
ミルハウザーは、訳書が出るとかならず買って読んでいる

このところ、時間が思うように取れなくて
本を、文字通り、部屋に積んでいるから
すこしでも読書が捗るのは、うれしい

マギー・オファーレルの『ハムネット』も楽しみ
発注したから、店のほうにも今週から並べられるはずだ

きょうは、美しい絵本もいろいろ届いたし
12月は、仕事や雑用の合間をひたすらに縫って、
多くを読む月にできるといい

 

雨音を聴く
自分のまわりを囲ってくれるような、
守られているような心地

きっと明日から、また慌ただしくなるけれど
今、このときだけは