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連休の中日
混雑を避けるべく、あえてきょうを営業日にしたお隣さんとともに
わたしも、店を開ける

休業するか迷ったけれど、
どのみち予約制で、限られた人しか来られない
そして、この状況ではその予約も全枠は埋まらないわけだからと、
結局、細心の注意を払い、静かに開けることにした 


ゴールデンウィークは、毎年
前半は休んで、後半は臨時営業していたけれど
今年は、通販のもろもろも合わせると一日も休まない

仕事があることが本当にありがたいし、
働いているほうが余計なことを考えなくていいというのもある
なので、つまり、好きで働くんだけれど
やっぱり、どこか麻痺しているような気もする


日々、正解がない選択を迫られながら、
通販も、仕入れも片づけもあり、仕事は積みあがっていく
こういう人は全国に多くいるんだろうな、きっと

この渦の中にいるのはうちだけではない、という事実は
けして、わたし個人の何かを軽くするものではないけれど、
それでもときどき、気持ちを支えてくれる

 

きょうは、韓国語を学ばれているというお客さんと、
さまざまな話ができて、元気が出た
それも、自分だけではないんだな、と思うからだろうか
自分の専門外の外国語の話は、
軽やかだけれど、痛いほどわかることもあって、楽しい

韓国語のかたわら台湾語をやってみたら、日に日に上達する喜びを感じて
韓国語の見方も変わって良かった、というようなことを聞き
自分にとってのアイスランド語を、思った
ルンドの大学で苦し紛れに始め、とにもかくにも単位を取ったアイスランド語
わたしにとって、スウェーデン語を使って学んだ最初の言語で、
まさに、すこしずつ読めるようになるウキウキをくれたし
頭のなかの構造を、変えてくれたような気がしている
その方にとっては、それが台湾の言葉だったのだね

いろいろなことを思い出させてもらえる、
そして、こういう感覚を分け合える機会は、本当に貴重だ

それにしても、
随分前に寄稿した外国語についての記事でわたしを知ったと伺って、驚いたけれど
わたしがこうしてずっと語学を続けている人間だと
覚えていてくれたということが、もう嬉しいな
とくにSNSでは、もはやご存知の方は少ないんじゃないだろうか

そういえば、長く来てくださっているお客さんに、
民族舞踊をやられているというご姉妹がいて
その方に声をかけていただいたときも、
ああ、わたしが勉強していたことをご存知なんだ、と嬉しかった
(写真は、その方にいただいたお菓子の箱で、物入にして大事に取ってある)

なんということもないことを書いて、そっと埋めておいたものを
掘り起こしてもらったような気分


この状況になって、むしろ取引先や友人と連絡を取る機会が増え
スウェーデン語は毎日読んだり書いたりしているから、問題はないものの
ほかの言語は、もっとまとまった時間をつくって勉強しないと、
忘れるとまではいかなくとも、筋力が落ちてしまう

ちゃんと、がんばらなくてはね、と
気持ちを新たにした、きょうでした