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ひさしぶりの、まる一日の休み
ひょっとして2月以来だろうか

朝から、クローゼットの洋服を選びやすく並べ替え、
そのわりには適当な出で立ちで、散歩に出る
そういえば去年の今ごろも、
繊細な服はぜんぜん着ていなかったな
店を閉めていて、着る場所もなかったんだもの


一年が経った
また閉ざされた道路の真ん中に立って、
欅のあざやかな緑を見上げる

先の見通しもなく、状況もよくならないまま
もがいて過ぎた、一年


それにしても、今週は本当に厳しかった
昨年の6月に、予約制で店を再開して以来、
こんなに大変な週ははじめてだ

うちでも、ただただ竦み上がるような打撃なのだから、
もっと影響がある業種の人の苦しみを思うと、居た堪れない

立っていられるだけの気力が
いったい、いつまで持てるのか

 

きょうは、本を読み、ピアノを弾き
編み物をして、すこしドイツ語の勉強もした
あとは、スピーカーで音楽を聴いたり、動画を観たりするくらい
こういう日が、わたしにはやっぱり必要だと思う


去年もそうだったけれど
今年も、思い入れのあるアーティストの新譜がいろいろ出ていて、
それがひとつの救いになっている
レイキャヴィークのCD屋で出会ったSin FangやSóleyのユニット
ロンドンの大学前のカフェでよくかかっていたLondon Grammar
毎日ノルウェーのラジオを聴いていた頃に知ったMinor Majority

何年も愛しつづけている人たちの、新しい曲は
音だけに浸る時間をくれる
ひとときでも、結局苦しみは和らがなくても、
それでも

そとで鳴る風の音も、不穏な気持ちのざわめきも、
絡めとって背景にしてしまう
わたしにとっての音楽には、そういう力があって
ずっと、それを信じている

 

Team Dreams - Imaginary Love

 

London Grammar - How Does It Feel

 

Minor Majority - It Doesn't Matter, It's Ok