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昔、東京で働いていた頃に買った
ごく普通の革のジャケット

ロンドン時代にいちばん着た服でもあるし
もしかしたら、これまでの人生でいちばん着た服じゃないだろうか

今年はきのうが初めて
毎年、毎年、着ているのに
その年初めて袖を通す日はうれしい


実は、2年前の夏と比べると、
今は体重だけで言えば、6キロほど軽い
やせているほうが必ずしもいいとは思わないし、
むしろ、体型云々というのは呪いのようでいやだなあと思うんだけれど
それでも、着られなくなった洋服をどうしてもまた着たくって、
少しずつ、少しずつ、運動をしたりして落とした

最近は、なんとか3年前のウエストに近づいたので
まったく着られないという服は少なくなり、
それがうれしくて、楽しく遊ぶ気持ちでいろんな服を着ている
もうすこし戻して、留学中に愛用していたデニムを
無理なく履けるようになったらな

お洒落でもなんでもないけれど、服が好き
大事なものを長く、大事にしていたいのだ

 

きょうは、仕事の合間に、
運動がてら、ちょっと離れた本屋まで、歩いていったりした

ゆっくりと店内を歩き回り、
ほしいものがいろいろ見つかった
以前に比べると、読書のペースが落ちてしまっていた最近だけれど
もっと読みたい、読まなければと思えるような仕事のお話を、
昨年末から立て続けにいただいて、熱量が上がっている

いまのわたしに、必要なことなんだろう
これも、縁


それにしても、21、2歳の頃は
1日に2、3冊を読み切ってしまうこともあったけれど
本当に、いったい何を考えていたんだろうな
あんなときもきっと必要だったとは思うものの、
あれほど浴びるように読んでも平気だった当時の自分の屈強さに、まず慄く

今はもう、ああいう読み方はしないし
これから先も、することはないと思う
だけどあの熱と強さをそっと隠しておいて、ときどき取り出せたらいい
そう思うのは、都合がよすぎるかしらね