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今週は、お客さんから
お菓子をたくさんいただいている

バレンタインだから、と仰る方が多くって
そもそも買い物に来てもらっているのにと、ひたすらに恐縮している
だけど、チョコレートやクッキーの売り場で、
これから行くあの店の人にも、と、思ってもらえたのだとしたら
それはやはり幸せなことだなと、思う

それにしても、
いつもありがとうございます、はどう考えてもこちらの台詞
ありがたいやら、申し訳ないやら


きょうは、17時の方が18時に移られて
17時台が、ぽっかりと空いた
ここぞとコーヒーを淹れ、昨日いただいたばかりのクッキー缶を開封
さまざまな形のクッキーが、きっちりと収まっている様子には
いつだって、惚れ惚れする

これをくださったのは、うちがオープンした頃からのお客さん
ここのクッキー美味しいから!と仰っていたけれど、
本当にすごく美味しかったこと、次があったなら伝えなくちゃ

当たり前のことだけれど、お客さんはお客さんだから、
また会えるとは限らない
だからこそ、もしかしたらある次、は
大切にしたいと、いつも思っている

だけどもちろん、覚えてほしくないという方も多いだろうし
覚えない努力というのも、きっとまた必要
上手に汲めたらいいのだけどね

 

クッキーを齧りつつ、溜まっていたメールをチェックしていたら
イギリスの倉庫からの連絡があった
どうやら、陶器のうち2点が破損していたらしい

どれとどれだろう、とため息をつきながら
指示のメールを、書く
わたしは、買い付け中の梱包に絶対に近い自信があって、
陶器やガラスを破損させたことは、この仕事を始めて以来ほぼないけれど
この状況下では自分が行って梱包できるはずもなく、話は別だ


どうしようもないことだとわかっていても、
これまで長い時間を経てきたものが
わたしが買い付けたことで日本へ来る途中に壊れてしまうのは、悔しい
わたし自身が関われないところでそれが起きることが、もどかしい
これも小さな、コロナの余波

割り切ることが必要だと、わかっている
だけど、どうしても消えないこういう気持ちを、忘れるべきではないと
こうして、ときどき思う