f:id:lumi31:20200725023635j:plain

 

きのうのこと
来週でオープンして三年だからと、お花をいただいた

多分、今年はまだ、どこでも三周年には触れていなくて
だから、本当に驚いた
わたしにとっては、新しい場所へと踏み出した大切な日だけれど
もちろん、ただの小さないち雑貨店の記念日にすぎないわけで、
覚えていてもらえて、こうしてお祝いをいただくなんて、
とてもとても信じられないことだ

あたたかさに触れるたび
わたしは何かを返せているかと、不安にもなるけれど
やっぱり、ただただありがたい


ものを選んで買うのが、仕事なのだから
バイヤーには、誰でもなれる
“センス”なんて、雲をつかむようなものだと思っているし
わたしは自分自身には、ずっと自信がない

だから、長い時間と多くの言葉を使いたい
生真面目でありたい、と、思う
それを万人にわかってもらえるなんて、考えていないけれど、
それでも

 

先週届くはずだった荷物は
結局、今週も届かなかった
いちど、ロンドンの税関を通らず送り主に戻り、
再度出したものの、またスタンステッド空港で止まったからだ

荷物が戻ってしまったとき、取引先のお姉さんは
よくわからないけど“なにか”が足りなくて戻ってきたみたい、
こんなに京都に行きたいのにわたしが中に入ってなかったからかも、
なんて、お茶目に言っていたけれど
どうも、詳細なインボイスの添付を忘れたことが原因だったらしい
しかも、原因を究明せずとりあえず送り直したらしくて
当然また空港で引っかかったというわけなのだった

こらこら、と思う反面
おもしろさが先に立って、とりあえず笑ってしまう
どうしてこうなるんだ

彼女のこういうところ
実は、わりと、いや結構ほんとうに好きかも


なぜか、イギリス国内の折衝をわたしがやって
荷物は、無事、正しいルートに乗った
これで、来週の頭にはちゃんと届くはず

中身は、たくさんのポーチで、
うちのために作ってくれた小さなサイズのものもある
修正点がちゃんと修正されているか、不安も膨らむけれど
すごく、すっごく、楽しみ
ずっと持ち歩いている、サンプルで作ってもらったものはそれとして
もう一柄くらい、欲しいな、、、


わたしだからできることって、なんだろ
何百回も、何千回も、自分に投げかけてきた問いに
まだ、答えはないけれど

惜しまなかった手間が、形を変え、
誰かのもとに渡るなら
少なくともいまは、十分なのかもしれない