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茅の輪をくぐる

例年、混んでいる神社だけれど
今年は人もまばらで、皆が軽装
茅の輪の前にも、列はできていない


水無月の夏越の祓する人は
千歳の命延ぶというなり

黙唱しながら輪をくぐるわたしの後ろから
忘れちゃった、なんて言うんだっけ、と母の声が聴こえ
説明書きの看板を指しながら、思わず笑ってしまう
最後の一回を忘れて先に行こうとするし、
これでは、彼女の分までわたしが願っておかないといけない

ひとがたを書いて息を吹きかけ
せっかくだからと短冊も書く
この流行り病で、わたしの向こう数ヶ月、
ひょっとしたら数年は、結構めちゃくちゃになったけれど
それでもこういう機会に願うのは、唯一、皆の健康だけだ

どうか、健やかに

 

京都では、また感染者数が増え
知事が、ただ“気をつけなさいよ”と言う会見をするに至った

先週までは、うちの店も予約が詰まっていたけれど
今週、来週分は、まだ随分余裕がある
普段から通ってくれていたお客さんが、ある程度落ち着いたのと
外出は控えめにするという人が、また増えているからだろう

ここに、尽きない悩みを細かく書くつもりはないけれど
あれも困った、これも困ったという感じで
最良と思う手すらも問題だらけ
だけど、傷のないプランなど元々ありえないわけだし
とりあえず、冷静に選択をしつづけるしかない


日曜と月曜は休日
今週は、それをおおむね守った

四月以前には、とても無理だったこと
それが曲がりなりにもできるようになったというのは、
とにかく、良かったと思おう

波乱万丈だった上半期を超え、やってくる半年を
すこしでも、ゆとりを持って受け止められたらいいね