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肩まで伸びていた髪を
いつもの通りの長さまで、切った

3ヶ月半ぶりの美容院
どうしようもない状態だったものを、バッサリやって
とにかく気持ちがいい

自粛生活をともに過ごした髪、なんて言うと、
ほんの少しだけ、惜しい気もするけれど


美容師さんもわたしも、マスク姿で
開け放した窓からは、ちっとも涼しい風は入ってこなくて
それでも、会えてうれしかった

いつもの場所に、いつもの人がいて
わたしの扱いにくい髪や肌のこと、
仕事や好きなもののことを覚えてくれている
そのありがたさよ

 

あらためて考えてみると
わたしは4月、5月と、いちども徒歩圏から出ていない
3月上旬には、その後大変な状況になるのを予期していて
必要な買い物などを済ませておこうと出歩いていたものの、
3月の外出も、デパート、ネイル、皮膚科、コンタクト店、免許更新の5度
つまり、春になってからの移動はそれだけということになる

1月から、地下鉄とバスには乗っていないので
きょうは大事をとって、タクシーで出かけたのだけど
走り出して2、3分で見事に車酔いしてしまった
弱っちくなりすぎていて、もう笑うしかない

これからも、当分はほとんど出歩かないだろうから
人としての強度を保つため、すこしは鍛えておかないと
散歩とちょっとした筋トレだけでは足りないかも

 

来週からは、予約制で店を再開する
一点ものも多いから、もし混んだら…と思うと
どうしても、普通には開けられなかった

きょうの21時から来週分の予約を募ったものの
ほんとうは、不安だった
誰からもメールが来ないかもしれない、
予約開始時間を指定するほどではなかったかもしれない、と思ったし
そもそも、小さな雑貨店のためにこんな手間をかけてもらうこと自体、
正直おこがましい、とも思った

けれど、21時ぴったりになると
メールボックスは、あっという間に新着メールで埋まっていった
これだけの方が、メールを事前に作っていてくれて
この時間に送るのを待っていてくれたんだ、
うちがまた開くのを、待っていてくれたんだ、と
心底驚いて、涙が出た


予約のメール、一通一通に
店の人にすぎないわたしへの、さりげない気遣いがあった
休業期間中も、たくさんの優しいコメントやメッセージ、
メールやお手紙をいただいた
そのことを、わたしはけして忘れないし、
全部をずっと、大切に仕舞っておくだろうと思う

まだ、この先は不安なことばかりで
なにより輸入業のうちの場合、店を開けても問題は解決しない
だけど、お客さんに喜んでもらえるなら、
それがわたしにとって、やりがいになる
喜んでもらえるものを、きちんとお店に出せるように
この状況でも、わたしだからできることを探したいと、思う


それにしても、希望の日時がばらけてくれていてよかったな
ほとんどの方に、希望に近い時間をお知らせできたし
1名分の空きがまだ維持できている時間も結構ある
こればかりは運だけれど、せっかく送ってくださったのに
まったく違う日や時間の案内になれば、申し訳ないもの

せめて、ひとりでも多くの方が、
都合のいい時間に来られるように、考えたい
人力なので、不具合もあるけれど、
人なりにがんばろうと思います

とはいえまずは、在庫が山のように届いている、
店を片付けなければいけないんだけどね

楽しんでもらえるように
今週は、準備だ